「失敗が怖い!」
そんな気持ちが社会人になってからの留学では大きくなります。
歳を重ねるごとに安定・安心を求め、『冒険』できなくなってくるのが人間です。
確かに海外に飛び出していく日本人はここ数年でかなり増えてきました。しかし、日本で十分なキャリアを積み、家族をもった30代・40代の人たちからすれば、「留学=リスク」と捉え、ためらってしまうのも無理はありません。
「まだまだ若くて失敗しても取り返しがつく大学生と私は違う。。」と思っている方は多いでしょう。
「社会人留学」したい人たちは、具体的にどんな悩みをもっているのでしょうか?
今回はブログにいただいたご質問の中でも、社会人の方で特に多かった悩み6つと、それらに対する解決策をお伝えします。
社会人留学を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね〜!
What are the 6 worries about study abroad for people who are working in Japan??(´∵`)??
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【目次】
- 1. 帰国後の就職
- 2. 遠距離恋愛
- 3. 婚期を逃す
- 4. 親の反対
- 5. 手続きが面倒
- 6. 太のが怖い
1. 日本に帰ってきてからの就職
帰国後にちゃんと仕事が見つかるのかすごく不安です。
「留学しても良い就職できない」という噂をよく耳にしますが、本当にそうなんでしょうか? 高いお金を費やすだけに、帰国後の就活で苦しむのだけは避けたいです。。
やっぱりこれが一番の不安ですよね〜。
ひと昔前と違って「留学」は全然珍しいことじゃありません。それだけで就活が有利になることはありません。
留学でTOEICの点数が上がったとしても、それが『大きな武器』になることはありません。(※もちろんかなり流暢で完璧な英語が話せるようになれば話しは別ですが、、)
単純な“語学留学”では、「劇的なキャリアアップ」に繋がる可能性は低いでしょう。
対策1:専門知識を身につける
これが一番の対策です。
今の時代ちょっと英語が話せる人なんて星の数ほどいます。しかし「英語力+高い専門スキル」があれば確実に一歩前へ出られます。
また、働く際に「自分の得意分野が活かせる」という大きなメリットもでてきます。
※留学の目的を“英語”にしちゃダメよ〜ダメダメ!留学の目的は“専門スキル”にしよう!
対策2:留学前に“明確なビジョン”をもつ
「留学後に自分はどんなスキルを身につけていているのか?」「どんな状態になっているのか?」「どんな会社を目指すのか?」を必ず明確にしておきましょう。
勝負は留学前に決まっています。未来のビジョンが明確であればあるほど、やるべきこと(行動)が明確になっていきます。
決して留学すること自体を目的にしないでください。本当に大事なのはその後です。
留学はただの“手段”に過ぎません。棒高跳びの助走段階と全く同じです。日本に帰ったあと大きなジャンプ(成長・活躍)するための修行期間だと捉えましょう。
対策3:外資系企業を狙う
日本には「留学経験」を評価しない会社もあります。
逆にデメリットになってしまう場合もあるそうです。なぜなら海外と日本では会社の「経営方針」「慣習」「評価基準」などが全然違うからです。
だからこそ“留学を評価する会社だけ”を狙いましょう!(留学経験がアドバンテージにならない会社を目指すなんて時間のムダ!)
特に外資系企業は留学経験者を優遇する傾向があります。
「外資って相当な英語力がないと無理なんじゃないの?」と思っている人がいますが、実際はそんなことないみたいです。
僕のある友人は全く英語が話せませんが(TOEIC500点程度)、高い専門技術を評価されて外資系に就職しました。
彼によると英語力よりも、
- 即戦力になること
- 外資ならではのやり方(経営方針)に慣れている・合わせることができること
上記2つが大きく重視されるようです。
2. 遠距離恋愛をうまくやっていける自信がない…
5年間付き合っている彼氏がいるのですが、国が離れた遠距離恋愛をうまくやっていける自信がありません。
1年間も会えないのはすごく寂しいですし、留学中に彼の気持ちが離れていってしまうのが怖いです。
私たちはもうすぐ30才ですので、結婚を考えています。2人にとって大事な今の時期に留学することが、はたして正しい選択と言えるのでしょうか?
めっちゃ気持ちわかります!これから結婚したいと思ってる時に遠距離恋愛になっちゃうのは誰だって不安ですよね〜。
遠距離で別れてしまうカップルは確かに多いです。。
国が違うと時差があるので話すのが難しくなるし、すぐに会いに行くことはできませんからね。(※日本であれば遠距離でも「1ヶ月に1回は会う」などができるでしょう。)
僕自身、遠距離恋愛に失敗した経験があります。
「自分と同じ結果になってほしくない!」という思いから、遠距離が失敗した原因5つを以前書かせていただきました。
http://tsubasakaiser.com/love/3455/
ここ↑に書いてある5つを事前に知っているだけで、失敗する可能性を半減できると思っています。ぜひ最後までお読みください!
最近思ったのですが、
国が離れただけで終わってしまう程度の関係なら、日本にいても遅かれ早かれ別れる運命なのではないでしょうか?
恋愛に試練は付きものです。(ex. 浮気、相手の失業や病気、大ケンカ、親の反対、流産etc)
これから先2人には様々な困難がやってきます。ずっとハッピーな生活が送れるなんてこと絶対にありえません。
遠距離は山ほどある試練のたった1つに過ぎません。
たった1つの試練さえ乗り越えることができない2人なら、早いうちに別れて正解なのかもしれません。
3. 結婚を取り逃してしまう?
私の場合、仕事を辞めることに関して全くためらいはありません。
ただ、いまの年齢で海外に出てしまうことで婚期を逃してしまうかもしれないなと。。
20代後半から30代前半は、最も結婚したくなる時期。
その時期に日本を飛び出すことで「婚期を逃してしまうかも..」と不安になる気持ちはわかります。
しかし女性の場合は、海外に行ったほうが結婚できる可能性が高まると思います。
海外で日本人女性は大人気です。
日本人独特の「謙虚さ」「真面目さ」「相手に尽くす姿勢」、そして「かわいさ」を好む外国人男性は非常に多いです。
実際カナダでは同じ母国の女性よりも、日本人女性の方を好む男性が多かったです。
最近は「婚活留学」が流行っているらしく、結婚を求めて海外に飛び出していく女性がどんどん増えているそうです。
残念ながら日本の男性は草食化がとても進んでいます。
これからの時代、国内での恋愛にはそろそろ“見切り”をつけたほうが良いのではないでしょうか?
4. 親や友人に反対されている
留学したいのですが、親から大反対されているため迷っています。
自分としても今の仕事を辞めてしまうこと、多額の留学費用のことを考えると良い選択なのかどうか正直自信がありません。。
親の反対を押し切ってでも留学すべきだと思いますか?
結論から言うと、周りの声は聞かなくていいです。無視していきましょう。
もちろん心配してくれていることに対して大いに感謝すべきです。しかし無理に同意する必要はありません。
親は、「日本に帰ってきてからの再就職に苦しむのではないか?」「現地で犯罪に巻き込まれるのではないか?」などと心配で反対するんだと思います。
だったら単純な話しで、親が心配しているような結果にならなければいいのです。
帰国後は見事に自分の好きな仕事をゲットし、留学中は犯罪に巻き込まれないよう細心の注意を払う。
根本的な話しをすると、親はあなたが「不幸」になってしまうことが怖いんです。
ゆえに仕事がすでにあって不幸じゃない状態であれば、留学(冒険)せずに安定・安心の道を歩んでほしいと思っています。
しかし、「自分のやりたいことができない」ことほど不幸なことはありません。
リスクを恐れて何もやらないことの方が不幸になることを、親にわかってもらわなければなりません。
自分の幸せのために必要なことだと感じたら、どんなに反対されても絶対に実行すべきだと僕は思います。
自分の選んだ道が、結果的には“正しい選択”であったということを、あとで親に証明できるような行動をこれから心がけていきましょう!
※ 周りと“違う”ことの何がいけないの?日本人の周囲と合わせる性質は「邪魔」なのかもしれない!
5. 留学するための書類手続きがめんどう..
留学って色んな手続きがありますよね? いま仕事がかなり忙しいので、面倒な手続きをいろいろしていかなきゃならないのがイヤですね。。
留学の手続きに関しては業者に任せましょう。 学校手続き、ホームステイ先、航空券の手配など、面倒なことは全て頼むことができます。
業者に任せてしまえば、あなたがやるべき手続きはほとんど残っていません。(あとはパスポートの手配とかぐらいですかね。)
「お金がかかるんじゃないか?」という心配は無用です。
日本の留学斡旋会社ではなく、現地エージェントであれば無料で全部やってくれます。これを利用しない手はありません!
「学校手続きなどは全部自分でやっていきたい!」と言う人がたまにいますが、絶対にやめましょう。
ものすごい時間が取られてしまうし、ミスってしまう可能性も高いです。
やっぱり慣れている人に全て任せてしまうのが一番だと思いますよー。
6. 太るのが怖い
デブになるのがとても心配です。もう私は30なので、若い頃と違って太りやすくなっていますし。。
「留学すると太ってしまう」という話しはよく耳にします。特にアメリカ・カナダといえば、肥満の人が多いというイメージがありますから。。
太らないようにするのは実は簡単なんです。
まずデブになる根本的な原因は2つ。
- 食べ過ぎ
- 運動不足
要はこの2つを対策すればいいだけです。
「食べ過ぎ」を防ぐためには、例えば水分を多めに摂取したり、よく噛んだりして、満腹感を早めに感じる努力をしていきましょう。
「運動不足」を防ぐためには、とにかく外に出ることが大事。
家にこもってパソコンいじってばかりとかやめましょう。
せっかくカナダに来たんですから、スキーや山登りなどのアクティビティを積極的に楽しんでいかなきゃ!
休日に丸一日遊びまわっていれば、かなり運動してることになります。
北米は確かに太りやすい環境ですが、太る原因を事前に知っておけば対策できることは多いです。ぜひ以下↓の記事を読んでおいてください!
※ なんで留学すると太っちゃうの?カナダ・アメリカに行く留学生が太ってしまう5つの理由
さいごに:社会人留学には悩みが多い
社会人になってからの留学では、失敗できないプレッシャーを感じやすいです。
仕事・恋愛ともに真っ盛りの時期だからこそ、海外に出てしまうをためらってしまう方は多いでしょう。
しかし、行きたい気持ちがあるなら絶対に実行してほしいです。後でものすごく後悔します。
留学は決して大学生や高校生だけのものじゃありません。
30代、40代でもプラスになることが必ずあります! むしろ歳をとってからの方が得られることが大きいかもしれません。
“いま”を逃してしまったら一生行けなくなってしまいます。 ぜひ果敢に挑戦していきましょうね!!
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