「海外に住んでいる人たちは、なぜそこにずっと居るのか?」
疑問に思ったことありません?
多くの人にとって一番住みやすいのは「母国」だと思います。
- 言葉が不自由なく通じる
- 国民性や価値観が理解しやすい
- ずっと住める、仕事につきやすい(不法滞在の心配一切なし)
- 文化・食事に慣れ親しみがあるetc
上記のような理由があるため、日本人にとっては「日本が一番住みやすい」、アメリカ人にとっては「アメリカが一番住みやすい」となるケースが多いと思います。
例外として、
アフリカやインド、東南アジアなどの貧困地域に住んでいたとしたら、もっと裕福で生活水準の高い国に移住したくなるのも簡単に理解できます。
でも日本ほどかなり豊かな国に生まれた人間が、あえて国外に出るというのは、一見するとちょっと不思議ですよね〜。
カナダで僕は、様々な人たちと知り合えることができました。そこで「なんでカナダにずっと居るんですかね?」という質問をよく聞いたんですよ。
そこで今回は、海外永住者が日本に帰らない理由で最も多かった5つをご紹介します。
あなたが「海外に行く理由」が見つかるかもしれません。
Why do Japanese people who live in Canada keep staying there??(´∵`)??
Advertising
1. カナダが大好き・自分に合っている
この理由が一番多かったと思います。
- 「バンクーバーのリラックスできる雰囲気が好き!」
- 「こっちの生活パターンの方が自分には合っている。」etc
上記のような理由でずっと住み続けている日本人はとても多いです。おそらくどこの国の移住者もこの理由が一番多いのではないでしょうか?
同じ場所でも人によって「合う・合わない」は当然あります。
沖縄が住みやすいと感じる人もいれば、住みづらいと感じる人もいるでしょう。北海道が大好きな人もいれば、大嫌いな人もいるでしょう。
個人的意見ですが、
人が「住みやすい!」と感じる一番大きな要因となるのは、「そこに住んでいる人たち」だと思います。
バンクーバーは雨が多くてウンザリする人もいましたが、
- 「のんびりしていて穏やかなバンクーバー市民が好き!」
- 「親切で明るいここの人たちが好き!」etc
と言っていた人たちが大勢いました。
天候や交通機関、生活水準なども当然大事ですが、「一緒に住んでいる人たちが好き!」というのが、住み続けたい動機として一番になるのではないでしょうか?
2. 日本が嫌い..
「日本が嫌だから帰りたくない!」
ということで現地に居続ける人も意外と多いです。
世界の人たちから見たら、日本は生活水準が高くて衛生的、食レベルも非常に高い最高の国。
実際カナダではルームメイトに、僕が日本に住めることを羨ましがられました。
しかし当然ながら、日本人の中には日本が合わない人も大勢います。
日本独自の政治や慣習、日本人の価値観や考え方に対してストレスを感じることは誰しもあるのではないでしょうか?
日本は良い面が多いですが、悪い面もあります。
ex) 満員電車、残業当たり前、受験戦争、年金問題、オレオレ詐欺etc
日本の悪い面にどうしても耐えられなくなり、国外へ飛び出してきたという人もカナダでは多かったですね。
参考記事
※日本という国を再認識!帰国して実感した日本の良いところ&悪いところベスト3
3. 海外に住んでいるというステータス
日本が嫌いなわけではない。カナダが大好きなわけでもない。
けれどその国に居続ける人もいました。
じゃあ理由はなんだろうと思って聞いたら、「海外在住者」というステータス(地位)がほしいからとおっしゃっていました。
「へぇ〜そういう理由で住み続ける人もいるんだなぁ〜」と、これはかなり驚きましたね( ̄O ̄)
「海外で働いている」
でもまぁ確かによく考えたら、コレ聞いたら「おぉ〜、すごいなぁ!(つ゚o゚⊂)オォ〜!!」となりますね。
仕事にもよりますが、異国で仕事をゲットするのは簡単なことではありません。特に、北米やヨーロッパは他の国と比べて難しいと言われています。
だからこそ多くの人に「すげぇ!」と思われるのではないでしょうか?
何よりも大きいのは、その人物の言うことに説得力がでてくるということ。
例えば、英語のノウハウ紹介ブログをする場合、
- 海外企業で働くAさん
- 日本の一般企業で働くBさん
明らかにAさんの書くことの方が説得力があります。書く内容は全く同じだったとしても。
ブランディング&自分自身の権威性を高めるという狙いで、海外に住み続けるという人も現地では意外と多かったです。
4. 配偶者がいる
「現地で知り合った彼と結婚してずっと居ることになった。」
というパターンです。
これ実際めちゃめちゃ多かったです!
ほとんどが女性。しかし男性でも、現地で知り合った日本人女性とそこで結婚して住み続けるという人もいました。
キレイ事でもなんでもなく、
自分の好きな人と一緒に居られることができれば人間ハッピーになれるもんです。たとえその国が不便で嫌だったとしても。
だからこそ「どちらの国で住むか?」となったときに、「ホントは相手が日本に来てほしいけど、自分が行っちゃおう!」となれるんだと思います。
いや〜「愛の力」ってやっぱりすごいっすよねー!
5. 子供の教育
子供の教育のことを考えて移住する方もいらっしゃいました。
カナダでは基本的に高校までは教育費がすべて無料。
(※留学生はもちろん別ですが。。)
カナダは世界でも教育に力を入れている国として有名です。
また、日本にはない「飛び級」制度もあります。成績の優れた生徒ならば、小学校の3年生から5年生というふうに、学年を飛ばして進級することが可能なのです。
IT先進国のカナダは小学校のうちからインターネットを取り入れた授業を積極的に行っているのも特徴の1つ。
また、勉強だけでなくサマーキャンプや地域活動なども活発。
日本とカナダ。どちらの教育制度が優れているかはわかりません。どちらにもメリット・デメリットはあるでしょう。
しかし、カナダの教育制度に魅力を感じ、子供のために家族全員で移住するという方々も実際かなり多かったです。
海外に住み続ける理由は人それぞれです。
どんな理由があってもそれはそれで全然OKだし、誰にも批判する権利はありません。
これから海外で住み続けたいと思っている人にとって重要なのは、「自分はしっかりとした理由をもっているか?」だと思います。
理由もなくそこに居続けることはできません。何かしらやりたいこと・達成したいことがあるからこそ、一生懸命に働くモチベーションが生まれるのです。
どんな国の政府だって、その国で生まれ育った人たちを第一優先にしたいです。外からやってくる人たちが増えすぎるのは、できれば避けたいでしょう。
移民が増え続けるカナダとしては、「カナダに居たいモチベーションが高い人」だけに残ってほしいのではないでしょうか?
だからこそ移住したい人は、『そこに居たい明確な理由』を持ち続けるべきだと個人的には思うんですよ!!