フランスで働くために重要なことは?フランス・パリでウェブ屋として働く日本人にインタビュー!

誰を意識して書いた?フランスで働いてみたい人
この記事の目的は?フランスで働いている日本人の話しを参考にしていただく
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いつかパリに住んでみたいよなぁ〜

誰もが一度は憧れたのではないでしょうか?

 

僕は小学生の頃、フランスに住んでみたいと思ってました。理由は単純に“フランスパン”が大好きだったからです(๑´ڡ`๑)

でも母ちゃんに言ってみたら、「アホ!寝ぼけたこと言ってないでさっさと学校行け!」と返されたので諦めました…(/_;)

 

アジア、北米地域で働く日本人は増えてきていますが、ヨーロッパで働く日本人はまだまだ少ないのが現状です。
(おそらく「労働ビザ」によるところが大きいんじゃないかと思います。)

 

他の国に比べて難しいからこそ、「働いてみたいなぁ〜」とヨーロッパに憧れる日本人は多いのでしょうね。

 

今回は誰もが憧れるフランス・パリで働く日本人男性にお話を聞きました。

me フランスで働くために重要なことは?フランス・パリでウェブ屋として働く日本人にインタビュー!

篠田克典(しのだ かつふみ)さんは、ウェブ制作会社「CERF-WEB S.A.S」を経営されており、フランス・パリを中心に活動しています。

 

共通の知人を通して知り合い、同じウェブ屋ということもあってインタビューさせていただくことができました。

 

ヨーロッパ、特にフランスで働くことに興味がある方にとって、実際に現地で働いている篠田さんのお話は貴重であること間違いなし!

少しでも参考になれば幸いです(^^)!!

Let’s see a Japanese man who works in France!

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フランス・パリで働く篠田さんにいろいろ聞いてみたー!

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フランスの良いと思うところ

 

(のび太:)

篠田さんはそもそもどうしてフランスで働くことになったんですか?

(篠田さん:)

もともと大学の頃にフランス語を専攻していたのですが、将来まさかフランスで働こうなんて思ったことはありませんでした。

しかし、社会人になって数年経って、パリで日本語教師を募集しているという話があったんです。2年の任期だったので、そのくらいなら行ってみたいなと思って。

そうして現地で暮らし始めたら、フランスが気に入ってその後も住みたいなぁ〜と。なんとか残らせてもらうことができてよかったです。

(のび太:)

へぇ〜そうだったんですね。 篠田さんはフランスのどんなところが気に入ってますか?

(篠田さん:)

一番は夏の快適な気候と長期休暇を気楽に取れることですかね。日本では考えられないほど長い休みをとって、存分にバカンスを楽しむことができますよ。

(のび太:)

確かにヨーロッパの人は夏に“なが〜い休み”を取ってるイメージがありますね〜。

(篠田さん:)

実際そうなんです。まぁとはいえ私の場合は独立してしまったので、今では「長期休暇=長期間無収入」の状態になってしまいますが(笑)

 

 

(のび太補足)

※日本とは真逆!フランスの労働制度

週35時間労働制に加えて、フランスの法律では、連続5週間までの長期休暇が取得可能です。加えて消化率も日本人より断然いい。社会人だけでなく学生なども夏に長期間バカンスを楽しみます。

日本人のように病気などの時だけに有給を利用する、有給を使うと気が引けるということがありません。フランス人は夏のバカンスが1年のうち最も楽しみなことで、バカンスのために我慢して働くという人も多いとのこと。

ただ、バカンス時期にはみんな休んじゃうので、病院や銀行などで予約ができなくなってしまうらしいですが。。 (´ε`;)…

参照:バカンス大国フランスの休暇制度と過ごし方

 

 

 

 

 

 

フランス人の特徴

france4 フランスで働くために重要なことは?フランス・パリでウェブ屋として働く日本人にインタビュー!

 

(のび太:)

フランスでの生活で、大変だと感じることってどんなことですか?

(篠田さん:)

個人的に感じるのは、フランス人の大半は日本人ほどきっちり期限や時間を守ったり、細かいところに心配りの行き届いたサービスができてないということです。

日本人の感覚でいると戸惑うことが多いと思いますね〜。

(のび太:)

お客様は神様!」ってところがある日本人とはだいぶ違う感じですかね?

(篠田さん:)

全然違うと思います。「お互い相手に期待しすぎない」という良くも悪くも個人主義的な考え方からきているように思います。日本にいるような感覚で相手に期待しすぎるとストレスがたまります。

でも慣れるとそこまで気にならなくなります。かえって気楽に付き合っていけると感じることもありますね。

(のび太:)

フランス人の“特徴”って何だと思いますか?

(篠田さん:)

時間にはすごくルーズです。約束の時間なんて“だいたい”と考えてる人がほとんどです。まぁ日本人が厳しすぎるとも思いますが。

日本だったら、約束の時間が3時だとして3時5分前には到着を心がけるかもしれませんが、フランスでは3時過ぎに到着するのが礼儀だと考えているようです。

相手をあせらせないというフランス流の思いやりですね。

(のび太:)

へぇ〜おもしろいなぁ〜。他に何かフランス人の特徴ってありますか?

(篠田さん:)

あと、謝らない人が多いとも感じます。謝罪の言葉を期待していたら、自分には非がないという理由を延々と聞かされうんざりすることもフランスに来た日本人はだれもが経験していると思います。

子どもが親に叱られたときに、謝る代わりにどうして自分がそんなことをしたかを説明したら、よくそんな説明ができるようになったわねと逆にほめられた、というウソのような本当のような話も聞いたことがあります。

(のび太:)

いや〜日本とは全然違いますね!フランス人とケンカしたら負けそうだなぁ〜。

(篠田さん:)

言い訳でフランス人には勝てませんよー。 日本人は「謝る」のを美徳としますけど、フランス人にとっては「負け」を意味しますから(笑)

 

 

(のび太補足)

※フランスでは言い訳するほど良い!?

日本では上司に理由を言っていったら、言い訳していると解釈されて評価が悪くなる場合が多いですよね? 言い訳するより、潔く失敗を認めてお謝ることが良しとされています。

しかしフランスでは、言い訳はすればするほど感じがいいと見られるらしいです。

謝るのではなく、自分の意見をしっかり主張することが正義とされている文化なのかもしれませんね〜。

参照:a perfect day for gingham check

 

 

 

 

 

 

フランスで働きたい日本人へ

france2 フランスで働くために重要なことは?フランス・パリでウェブ屋として働く日本人にインタビュー!

 

(のび太:)

フランスで日本人が働くためにはどうすればいいと思います?

(篠田さん:)

お寿司が握れるか、ヘアカットができれば十分パリで働くことができます。要は手に職タイプが最も働きやすいんじゃないかと。

フランスでは広く浅くできる人より専門職に需要があります。寿司職人みたいな日本に関連した専門技術は、なおさら有利です。

(のび太:)

他にフランスで重視されることってありますか?

(篠田さん:)

フランスは日本以上に学歴社会です。何ができるかというよりも、どこで何を習ってきたか、そしてどんな資格を持っているかということで、まず面接までこぎつけられるかどうかが決まります。

高学歴・高職歴を持った人でないとフランスの一般企業に就職するのは難しいと思いますよ。

(のび太:)

へぇ〜日本以上に学歴社会ですか〜。それは知らなかったです! では言語に関してはどうですか?

(篠田さん:)

そうですね〜、やはりフランス語でコミュニケーションがとれるのが必要最低条件だと思います。

最近は英語を話したがる人も増えてきましたが、職種によってはフランス語ができないと話にならないということはざらにありますから。

でも当然ながら、日本人を相手にする仕事や部門を持ったところであれば、入り込む余地はあると思います。

(のび太:)

最後に、これからフランスで働いてみたい人にどんなアドバイスを送りたいですかね?

(篠田さん:)

フランス、特にパリは優雅なイメージが強いですが、そんなに甘い期待はしないほうがいいです。

特に最初のうちは孤独を味わうでしょうし、精神的にタフでない方は避けられた方がいいかもしれません。

パリ症候群という言葉もあるように、嫌な面が多く見えてイメージとのギャップで精神を病んでしまう方も多いようですので(笑) (※パリ症候群について

それに、フランスでは税金がものすごく高かったり、ストライキが多かったりして、日本と比べて色々と困ることも多いのが事実。

良いイメージばかりもつのではなく、悪い面も理解したうえでチャレンジしてほしいです。

(のび太:)

フランスが合わない日本人も当然いるでしょうね〜。

(篠田さん:)

そうですね。でも一度フランスに馴染んでしまえば、私みたいにフランスの方が居心地がよくなってしまう日本人も多いと思いますよ。

フランスには良いところもたくさんあるので、これからどんどん日本人が増えていってほしいと思ってます!

 

 

(のび太補足)

※めちゃめちゃ高いフランスの税金!

フランスだけでなくヨーロッパ全体に言えることですが、税金がハンパなく高いです!

現在フランスの消費税は20%!(※日本と違って商品よって税率は変わります)
所得税や住民税なども日本に比べてかなり高く、収入の半分は税金でもってかれると考えていたほうがいいかもしれません。( ̄O ̄; ))ありえねぇ!!

でも税金が高い分、国からの社会保障はかなり手厚いです。 医療や教育を無償で提供したり、失業手当や家族手当なども日本より断然多くもらえるとのこと。

そのため日本よりも長く安心して暮らせる国かもしれません。

参照:フランスの社会保険・社会扶助のしくみを教えて!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいごに:その国独自のやり方を理解しよう!

france5 フランスで働くために重要なことは?フランス・パリでウェブ屋として働く日本人にインタビュー!

実際にフランスで働く篠田さんに色々聞いてみて、知らなかったことが多く、ますますフランスに興味をもちました。

 

そして今回ボクが感じたこと。

 

国によって、政治・法律・習慣、そして、考え方・人々が大きく違うのは当たり前です。

ましてやアジアから遠く離れたヨーロッパは、日本人の感覚とは異次元に感じるかもしれません。

 

フランスで働きたいと思ったら、その国のやり方をしっかりと理解することがまずはスタートではないでしょうか?

 

「そのやり方に全て無理やり変えなきゃいけない」ということは無いと思います。しかし、理解して寛容に受け入れることは絶対に必要です。

 

受け入れることができなければ、「いつも時間に遅れてくる!」「サービスが日本より悪い!」などでいちいちストレスを感じてしまうでしょう。

 

どの国であれ日本を飛び出すなら、「その国のやり方にドップリ染まって楽しんでやる〜!」っていう気持ちをもったほうが良いかもしれませんね!

 

 

 

 



 

 

篠田さんが運営するウェブ制作会社「CERF-WEB」

cerf フランスで働くために重要なことは?フランス・パリでウェブ屋として働く日本人にインタビュー!

今回インタビューした篠田さんが運営する「CERF-WEB」はフランス・パリ地区を中心に活動するウェブサイト制作・プログラム開発の会社。

コーポレーションサイト制作、プログラム・データベース開発だけでなく、企業向けITサポート・講習なども行っているそうです。

 

フランスだけでなく世界中どの国からのお仕事も受け付けているそうです。興味ある方はぜひ連絡してみてくださいね〜(^^)

 

http://www.cerf-web.fr/

 

 

 

 

 

 

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