「どんな人が社長に向いているのか?」
「社長とは一体どうあるべきなのか?」
今の僕にとって、喉から手が出るほど知りたい答えです。
以前書かせていただいた記事にあるように、経営者は従業員とは働き方・求められる能力が全く違います。ゆえに人によって向き不向きがあるのは当然です。
数カ月前に株式会社NOBITAを作って社長になったのですが、仕事でやりとりする方や一緒に食事に行く方は、自然と社長さんが多くなっていきました。
新米社長の僕にとって、彼らの話はすごく勉強になります。ありがたいです!
いろいろなタイプの社長さんたちと話し、お仕事を一緒にさせてもらっている中で、「社長というのはこういう人であるべき!」という理想像が自分の中で固まってきました。
というわけで、今回は社長に適している人の特徴7つをご紹介します。
もしあなたがこの7つ全部に当てはまったならば、
おめでとうございまーす!あなたは社長に向いています!!
What are the 7 common things of successful company president??(´∵`)??
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1. 投資をためらわない人
「経営」= 「投資」です。
それゆえリスクを怖がって投資できない人は社長失格です。
中小企業に現状維持はありません。上がるか下がるか(=倒産)のどちらかのみです。そのターニングポイントとなるのが、「投資をする・しない」です。
会社を成長させていくためには、投資がどうしても不可欠です。事業を発展させていく上で、新しい設備や人がどんどん必要になってくるのはどこの会社も必然です。
ここで気をつけたいのが、なんでもかんでもお金を使っていいわけではないということです。
ベンツを買ったり、高い洋服を買ったりする社長もいますが、それは投資ではなく浪費です。
当然お金の使い道には慎重になっていかなければなりません。
あくまでも会社の成長のために、ためらいなくどんどんお金を使い続ける事ができる人物。それが社長です。
2. 完璧主義じゃない人
日本人は特に完璧主義者が多い気がします。
それが良い結果を生む場合もあるのですが、中小企業に限っては逆に良くない場合が多いと思います。
特にIT業界はトレンドの移り変わりがめちゃめちゃ早いです。次々と新しいサービスが出てきます。リリースするのに「完璧」まで求めていたら、確実に手遅れになります。
中小企業が大企業相手にクオリティーで勝てるわけがありません。だからこそ「スピード」では一番を目指すべきなんです。
何か商品・サービスを提供する時、1ミリも落ち度のない100%完璧な状態で売るのを目指していたら、絶対に遅すぎます!
販売後の分析・修正・改善はどんな商品・サービスでも必須です。どっちみちやらなければならない。
だからこそ最低限できた時点で、スピード重視でリリースしたほうが効率的なのは明らかです。
改善点に早く気づくことができます。すなわち、早い段階で修正・改善できるということです。これは会社にとってすごく大きなメリットですよね!
3. KYな人
一般的に印象の良くないと言われるKYな人(空気の読めない人)。
集団行動&協調性を重んじる日本では、空気を読めない人は嫌われる傾向にあります。
しかし、社長はKYでいいと個人的には思ってます。空気を読んではいけません。
「大多数が右へ行ったら、自分は左へ行く。」 そういう人間が社長向きです。
ビジネスでは他人と同じことをやっては絶対に勝てません。いかに他人が見ないところ、ニッチな分野で1位をとれるかで勝負は決まります。
ゆえにみんなと同じことをやっていては、確実に生き残れません。(=競合と差別化できない)
勇気をもって大多数とは違う道へ行く!空気は“あえて”読まない!それが成功する社長です。
4. 反省しない人
会社はうまくいかないことの連続です。どんなに努力しても成功することは珍しいです。
社長は反省なんかしてる暇ありません。うまくいかないなら、
「よし、じゃあ次は違うやり方でやってみよう!」
ハイ、これで終わりでーす。
ウジウジ悩んでいる時間は1秒もありません。「考えるよりまず行動」ということが何よりも一番重要だと日々実感しております。
そもそもなんでヘコむ必要があるですか?
ビジネスに「失敗」なんてものは存在しません。あるのは「成功」か「学習」の2つだけです。
「学習」を繰り返すことで、会社は「成功」に近づくんです!
5. 誰にも依存しない人
社長は孤独です。基本的には1人での戦いになります。
人によっては、「オレには社員がいる!」「ビジネスパートナーがいる!1人じゃない!」と考える人もいますが、誰かに依存している時点で社長失格だと思います。
会社に起こるすべての責任は社長にあります。
景気が悪くなって業績が落ちるのも、社員が悪いことをして評判が落ちるのも、すべては社長の責任です。
依存している社長は無責任です。
「あいつのせいでこうなったんだ!」「部下が使えないせいだ!」とか言って、結果に対して誰かのせいにしたがります。これでは会社は絶対に成長しません。
誰にも依存しないからこそ、自ら行動を起こすことが“自然に”できる!と僕はすごく実感しています。
「オレは誰にも頼れない!全ての責任はオレだ!だったらオレが動くしかない!」という思考回路を社長はもつべきです。
6. 情報発信できる人
社長は会社の顔です。最もその会社を示す人物。中小企業ならば特に「会社」=「社長」です。
近年においては、会社からお客さんを見つけるのではなく、お客さんの方から会社を見つけてもらう時代です。ゆえにどこの会社も情報発信は必須です。
以下のような流れを作ることが会社としては理想です。
- 1. 発見される
- 2. 興味をもたれる
- 3. 信用される
- 4. 購入してもらう
- 5. リピーターしてもらう
- 6. ファンになってもらう
ひと昔前では、人々が商品・サービスを知る手段はテレビ・雑誌・ラジオなどしかありませんでした。しかし今では、ネットを使って何でも調べられる時代です。
安い車を求めている人なら「安い 車」とググるでしょうし、バンクーバーに行きたい人ならば「航空券 カナダ 安い」とググるでしょう。
人々が何でも簡単に調べられる時代だからこそ、有益な情報をどんどん発信して、見込み客に会社を見つけてもらう努力が必要です。
そして、それは社長が率先してやっていかなければなりません。当然ですよ、だって会社の代表者なんだから。
現場での作業は社員に任せておけばいい!社長はマーケティングを頑張ってくださーい!
7. 他人の意見に左右されない人
社長には他人の意見に左右されない頑固さが必要です。
他人が言うことにいちいち影響を受けて、「そうか〜。じゃあやっぱり変えよう!」とか言っている人は社長失格です。周りも逆に迷惑します。
他人はあなたのやることに責任をもちません。だからなんとでも言えます。結果がどうなろうが、彼らには関係なし。
「責任を負わない人たちの意見に左右されてどうするんですか?」って話です。
「全責任はオレにある!」
そう思えるためには、他人の意見を聞いていてはダメです。自分の意志を貫いていきましょう!
いかがでしょうか?あなたは社長に向いていましたか?
「ひとつも当てはまらないなぁ〜」となったならば、あなたは絶対に社長になるべきではありません。人間の性質はそう簡単に変えられるもんじゃないです。
実は昨日ある友人に言われました。
「お前がなれるぐらいなら、オレでも社長になれるよな。楽勝でしょ!」
….
…. (ー’`ー ; )
「そんな軽い気持ちでなるようなもんじゃねぇよ!バーカ!!」
と言いたかったです。
一般的に社長は華やかなイメージがありますが、実はかなりしんどいポジションです。
全責任を1人で負わなければなりません。
社長は孤独。基本的には1人で戦っていきます。誰のせいにもできません。誰にも依存できません。
あなたにその覚悟がないのならば、やっぱり社長になるのは絶対にやめときましょう!
あなたが考えているほど社長は甘い世界じゃありません!!