みなさんは「社長」に対して、どのようなイメージをもっていますか?
- 華やか
- 金持ち
- 高学歴etc
人によって様々だと思います。
僕が起業する前の「社長」に対するイメージやあるべき姿は、実際に社長になった今とはゼンゼン違うものでした!
おそらく僕と同じように勘違いされている方は多いでしょう。
そこで今回は、社長になって気づいた「社長」に関する5つの勘違いをご紹介します。
起業したい方はこれから社長になる上で、ぜひとも知っておいてくださいね!
What are the 5 misunderstanding about company president you probably expect??(´∵`)??
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1. 社長は謙虚であるべき
社長になる前は勝手な先入観で、「社長は人一倍謙虚でなければならない!」と思い込んでいました。
ゆえに起業したばかりの頃はいつもペコペコしてましたね。
しかし実際多くのお客さんが求めていたのは「謙虚さ」よりも「結果」でした。
いかに相手にとって利益のあるものを提供できるか?
これが全てです。
もちろん人として最低限の謙虚さや礼儀は必要です。
「先に挨拶する」「しっかり敬語を使う」「真剣に聞く」など、ビジネスパーソンとして一般的な常識が必要なのは言うまでもありません。
しかし、いつも頭をペコペコ下げたり、妙にへりくだったり、相手が言う事になんでもかんでも同意したりするのは全く意味がありません。
むしろ逆に印象を悪くすると感じます。
お客さんが気にするのは、
自分のお金で買ったものに価値があるか(役に立つか)どうかです。
あなたが謙虚であるかどうかに関しては、1番重要ではないのです。
2. 社長は社交的であるべき
「社交的な人が社長に向いている!」
これも僕が起業する前に先入観で信じていたことです。
しかし実際のところ、社交性があるかどうかはあまり重要ではありませんでした。周りの成功している社長さんたちを見ていてもそう感じます。
社交的な人は人脈が広く、ビジネスに有利に働くと思われがちです。
しかし、社交的過ぎて誘いを断りきれず懇談会やパーティーなどに頻繁に参加し、本当にやらなければならない仕事ができていない社長さんも多くいらっしゃいます。
先日聞いた話しですが、
ある社長さんは、毎晩遅くまで知り合いと飲み屋を渡り歩き、接待費として一晩で何十万を無駄遣いし続けた結果、会社を潰したそうです。
その方はかなり社交的で人脈も広く、いろいろな会社と繋がっていました。しかし、人脈作りに夢中で自分の会社のことは完全にほったらかし状態だったようです。
経営者に必要なのは社交性ではなく、孤独に耐えられる力(= 誰にも依存しない力)だと日々実感しています。
これは、「誰にも頼らない」という意味ではありません。
「〇〇さんがいなければオレは何もできないよ…」
というような誰かがいなきゃ会社が機能しない状態は、会社にとって非常に危険だということです。
3. 社長はみんなの意見を聞くべき
これは従業員なら誰もが思うことでしょう。僕自身は昔そう思っていました。「社長は俺たちの意見を尊重しろ!」と。
しかし社長が1人1人全員の意見を聞き入れていたら、会社はやっていけません。というか何もできなくなります。
「ワンマン社長」という言葉は、一般的に悪いイメージがありますよね?
でも、“本当に儲かりたい会社”を作りたいならば、あなたはワンマン社長であるべきです。
特に中小企業の場合、大きな武器となるのは「小回りの良さ&スピード」です。
スピーディーに事業を意思決定して実行に移したり、何か問題が起きた時に素早く修正するためには、「みんなの意見を聞く経営」よりも「ワンマン経営」の方が圧倒的に適しています。
そして何よりも、最終的に責任を負えるのは社長だけです。どんな結果になろうと、一切社員の責任にはできません。
ゆえに、
「社長が全てを決める!」
これが組織にとって最も合理的でうまくいく方法です。
「おい待てよ!お前は“社長”としての立場からそう主張してんんだろ。従業員の立場からしたら、やっぱりワンマン社長はイヤだよ!!」
あなたはそう言うかもしれませんね。。(_ _;)
(実際僕も従業員だった頃はワンマン社長が大っ嫌いでした。)
でもよく考えてください。
みんなの意見を聞き入れれば、あなたに対するに社員たちの印象は良くなるでしょう。
しかしそれでは会社の売上は一向にあがらず、社員の給料は当然ずっと上がらない。。ゆえに長期的に見れば社員のためにならないということです。
あなたが自分の社員のことを本当に大切に思うなら、やっぱり社長はワンマンであるべきです!
4. 社長は年長者であるべき
僕が起業したばかりの頃はかなり多くの方に年齢でなめられました。
初対面で「代表取締役です。」と自己紹介すると、
「ん?君みたいな若造が社長さん?いやいや、冗談はやめてよ。」と言われましたし、
名刺を渡した人は誰もが
「え?こんなやつが『代表取締役』!? おい、大丈夫かよこの会社…」という顔をしていましたね。(T-T)
しかし仕事をしていくうちに、「年齢がマイナスに働く」ということは決してないということがわかっていきました。
ビジネスの世界では結果が全てです。結果を残していれば年齢や性別は全く関係ありません。
一般的な「社長」のイメージとしては、長く経験を積んだ50代、60代を多くの人は思い浮かぶかもしれませんね。
しかし実際には20代の社長は世の中にたくさんいますし、若いからといって成功できないということは決してないです。
むしろ若いからこそもっている「強いエネルギー」「思い切りの良さ」「怖いもの知らず」などは、プラスに働くかもしれません!
5. 社長は高学歴であるべき
学歴なんてもの社長には全く有利に働きません。
「〇〇大学出身」なんてこと1円にもなりません。
学校では「本当のビジネス」を学べません。
「私は経営学部に行って経営を学んだ。」「MBAの資格を取得した。」とかは、実際のビジネスでは全くの役立たずです。
教科書に書いてある理論をいくら学んでも、経営者が現場のビジネスで求められる「お金を儲ける力」は身に付けることができません。
社長として必要な「お金を儲ける力」は学校では学べない。それゆえ学歴は全く関係ないという結論です。
ちなみに学歴だけでなく、社長には経歴も全く関係ありません。あなたが有名な大企業出身だったとしても、独立起業したらその看板は一切使えません。
ゼロからのスタートになります。
高学歴・高経歴であるよりも、むしろ中卒・高卒で早いうちからビジネスの世界に飛び込んで経験を積んだ人の方が、社長には圧倒的に向いています。
いかがでしょうか?
勘違いされていた方もいたのではないでしょうか?
社長になってみて最近いちばん重要だと感じること。それは「自分が社長なんだ!」という自覚です。
当初の僕は従業員気分が抜け切らず、ただ作業をするだけの人になっていました。
しかし最近は自ら動くということが徐々に出来てきたと感じます。
それは、
「お前がこの会社の社長だぞ!お前が動かないで一体誰が動く?誰にも依存するんじゃねぇ!!」
という意識が持てるようになってきたからだと思います。
そう思えるだけで仕事だけでなく、普段の生活から『社長』としての言動や行動に変わってくると感じています。
まだまだ半人前の新米社長ですが、これから少しでも立派な社長になれるよう一生懸命がんばっていきたいと思います!!
会社の運命は、社長にかかってる〜〜!!
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