日本では大学に行くのが”当たり前”的な空気があります。
大学進学率は年々上がっていて、中学から高校へ行くのと同じように、「高校から大学へ行くのも当然でしょ？」と思っている人が多いです。
- クラスメイトがみんな行ってるから
- 良い仕事に就けそうだから
- なんとなくカッコイイから
- 親が行けとうるさいからetc
そこに深い理由はありません。大学生という身分になることで、ただ単に自分のプライドを保ちたいだけの人もいるかもしれませんね。（＝高卒というレッテルを貼られるのが嫌なだけ）
本当にそれでいいのでしょうか？
これから大学に行きたいと思っている人は、今回挙げる5つを自分自身に問いていただきたい。
もし5つとも全部｢Yes！｣と自信をもって言えるならば、大学に行くことに問題はありません。（むしろ絶対に行ったほうがいい）
しかし、もし1つでも「No」があったら、ぜひとも考え直してみてください！
What are the 5 questions you should ask yourself before going to university??(´∵`)??
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1. めちゃめちゃ大金がかかることを認識してますか？
自分のお金や奨学金を使う人は別として、親に全額払ってもらっている人はこれを忘れている人が多すぎます。
私立大学だったら4年間で約400万円。
400万円というお金の価値をあなたは本当にわかっていますか？
親が一体どれだけの苦労・時間・努力を費やして貯めてきたお金なのかを認識しているのでしょうか？
想像して欲しい。
もしあなたが何年間もかけて稼いだ何百万のお金を、誰かがただの遊び目当て・意味のない学歴目当てのために使っていたとしたら。どう感じるでしょうか？
僕だったら、まるでオレオレ詐欺に引っかかったような気分になります。つまり犯罪行為と同然。（※懲役3年）
大学にはどれだけのお金がかかるのか、誰が払ってくれているのか、そして何のために払っているのかを今一度理解してください。
もし大金に値する価値を見い出せないのなら、行くのは絶対に辞めてください。親に申し訳なさ過ぎます。
2. “本気で”勉強したいと思ってますか？
大学は専門的な学問を勉強する場所です。
物理・ポルトガル語・建築などなど、様々な学問が学べますが、自分の専攻に対して強い情熱をもっているかどうかを僕は問いたい。
現実的には、大学へ行く人のほとんどは勉強を楽しみにしているのではなく、みんな遊び（合コン、サークルetc）をメインにしています。（僕も大学時代はそうでした..(_ _;)）
遊びたいんだったら大学に行く必要なんて全くありません。ニートになったほうがよっぽど遊べると思いますよー。
大学でしかできないこと。それは専門的な学問（経営、機械、語学etc）をガッツリ本気で勉強できるということ。
それ以外の目的で行く意味はありません。
3. 本当に大学でしか勉強できないのか？
今の時代、書籍やネットだけでも相当学べます。日本にはかなり色々なオンラインスクール、通信講座が溢れています。
大学に行くよりもそっちの方が断然効率的だし、少ない費用で済みます。
学びたい分野があるならば、まずは自分で本を買うなりネットで検索するなりして、独学できないかどうか検討してみるべきだと思います。
大学では基本的に1冊の教科書を教授が半年・1年かけてゆっくり説明していくだけです。
でも自分1人でガッツリ本気で読めば1週間、1ヶ月で終わるかもしれません。
あなたが勉強したい学問は、本当に大学でしか学べないことなのでしょうか？
そして、金銭面・効率面から考えて、大学で学ぶことが果たしてベストな選択なのでしょうか？
4. ４年間という時間を認識してますか？
お金の消費よりも、時間の消費の方が痛いかもしれません。
誰にとっても4年間という時間はかなり貴重ですが、特に若い世代、18〜22才の4年間は人生の黄金期です。
フィジカル面でもメンタル面でも、最もイキイキしています。体力があって頭の回転も早い！色々なことに果敢にチャレンジできる時期です。
そんな貴重な黄金期を、合コンやサークルで遊び呆けて終わるなんてマジで悲しすぎるぜ、アンタ！！(TOT)
社会人になったらわかりますが、時間というのはお金以上に貴重です。お金は何度でもまた作ることができますが、時間は絶対に帰ってきません。
4年もあれば相当な経験ができるし、相当なお金が稼げます。
大学で遊びまくっている人より、高卒でも1日中働いて実務経験積んでる人の方が将来的に成功すると思うし、僕は尊敬します。
5. 大学卒業後の未来が描けていますか？
- 「大学に入ってからやりたいことを見つければいいよ」
- 「やりたいことがわからないから、とりあえず大学に行くんだ」
大学に行く理由として上記のようなことをよく聞きますが、理由としては「違う！」と思いますわ。
何度も言いますが、大学は学問を勉強する場所です。
自分が本気で勉強したいことがあるからこそ行くべき場所。
やりたいことがない、つまり、自分の専攻する学問に対してパッションがない状態でいくなんて、時間とお金のムダとしか思えません。
大学では単位を取ればいいってもんじゃないです。ペーパーテストで良い点を取ればいいってもんじゃない。
勉強したことをしっかり理解し、次（仕事）に活かせて初めて価値があるってもんですよ。
「将来のために身に付けたいスキル・知識がある。自分の目標を達成するためにどうしても必要。だから大学に行く。」
というのが自然な流れではないでしょうか？
さいごに：28才になってからの罪悪感..
「コイツは一体なんで大学に行くことに対して、まるで悪いように言ってくるんだ？ (･ ･?)」
もしここまで読んでくださった方がいたら、上記のように思った人もいるかもしれませんね。
僕自身、大学で全く勉強しなかったことを、今すごく後悔しているからです。
親に4年間で400万円という大金を出してもらったにもかかわらず、サッカーだけしかせずに終わりました。
ものすごい罪悪感です。。
400万円というお金を稼ぐことが、どれだけ大変なのかをわかる今だからこそ、自分の犯した罪への自覚は計り知れません。
この記事を書いたのは、僕と同じような思いをほかの人にしてほしくないからです。
ほとんどの人にとって、大学は学問を勉強する場所ではありません。ただ単に「学歴」を取りたいだけなのです。
しかし実際のところ、学歴なんてものはあっても全く意味がありません。
「就職が不利になるでしょ？」と思う人が多いですが、最近では日本でも「学歴関係なし採用」が増えてきています。
そう、
多くの企業は気づいてきているのです。「学歴なんか仕事する上では全く関係ない。その人の能力が一番重要」ということに。
これから日本では学歴を気にしない企業がもっと増えていくでしょうね。
「学歴」なんてものは、ただ単に自分のプライドを保つものでしかありません。「僕は大学に行ってましたー！」と周りに言うことはできるでしょう。
でもそのために400万円もかけるなんて、どんだけあんたアホなの、マジで！！！
