日本人は群れる(グループになる)のが大好きです。
子供の頃からトイレに行くのも勉強するのも誰かと一緒。
- 1人で弁当を食べる
- 1人で買い物に行く
- 1人でカラオケに行くetc
上記のような人は日本じゃかなり少数派ではないでしょうか?
たとえ本当は1人で行動したくても、どうしても周りの目が気になってしまいます。
誰しも「『あの人、1人でかわいそう』なんて思われたくない!」という心理が働いてしまいます。
学校でも会社でもプライベートでも、日本人は常に群れを探し、その中に入りたがります。
子供の頃から「必ず何らかの組織に属し、集団の1人として行動するのが当たり前」になっているように感じます。
もちろんグループになる(群れる)のは良い面もあります。
ときに集団行動は1人より何十倍も強いエネルギーを生み出します。なによりも仲間で同じ喜びを分かち合えるというメリットがあります。
しかし、群れることによる大きなデメリットも忘れてほしくありません。
実は最近いろいろな外国人にインタビューさせてもらっているのですが、世界と日本の大きな違いはこの「群れる」ことにあると強く感じたんです。
勇気をもって集団を抜け出し、自分1人でもガンガン行動してどこにも依存せず生きていける人間が、今の日本には必要だと僕は思います!
Why we should shop swarming around any more??(´∵`)??
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群れることによる弊害3つ
1. 自分で考えない、動かない
集団の中では自分で考える必要がありません。すべての行動・決断はグループによって決められ、自分はただそれに従うだけでいい。
たとえ「いや、それは違うでしょ!」と思ったとしても、なかなか反論できないものです。
「和を乱すもの」「反逆者」として見られる可能性があるからです。(※集団の規模が大きければ大きいほどそうです。)
村八分になるくらいなら自分の意見を抑えた方がマシと考える人がほとんどではないでしょうか?
「自分でいちいち考える必要がないなら、楽できていいじゃん!」
と思う人もいるかもしれません。
でも本当にそうでしょうか?
他人に決められてやってることほど、クソつまんねぇことこの世にねぇよ!
かなりぶっちゃけると僕は以前そう思ってしまいました。
「オレ刑務所にいるのかな?」「これじゃ奴隷と変わらないじゃん..」などと感じたこともありました。
「お金をもらってるから我慢すべき!」という意見はよくわかります。でも、ずっと他人(集団)に縛られた人生で終わってあなたは本当に後悔ありませんか?
他人のモノサシではなく、自分のモノサシで行動する(自分の心からの意志で行動する)からこそ人生はイキイキすると、僕は独立してから感じたんです。
- ①「みんながやっているから自分もやる」
- ②「自分がやりたいからやる」
たとえ結果的に同じ行動だったとしても、①と②では全く意味が違います。あなたのモチベーション・集中力・積極性が全然変わってくるはずです!
2. 依存した状態になりやすい
外国人インタビューの中で、「あなたは何をしていますか?」という質問に対して、ほとんどの人は職種で答えました。「僕はエンジニアです。」「私は看護師です。」というふうに。
ところが日本人は「僕はトヨタに勤めています。」「パナソニックで働いています。」というふうに、“社名”で答える人が多い。
いかに日本人が集団(組織)に依存している状態であるかを表していると思います。
基本的に日本の会社(特に大企業)では、ジェネラリスト(総合職)が求められます。
何でもバランスよくこなせる人間になれる一方で、特化した専門スキルを身につけていないために、もしも会社が潰れたとき生きていけなくなる人が多いかもしれません。
大企業に所属しているのは、巨大な豪華客船に乗っているのと同じ状態です。自分で船を漕ぐ必要はありません。
めちゃめちゃ楽できます。
でも100%安心・安全の船なんてこの世に存在しないんです。
当時「絶対に沈まない!」と言われたタイタニック号でさえ実際は沈みました。
終身雇用・年功序列がなくなった今の時代は、誰もが自分1人で船を漕いでいく必要があるのではないでしょうか?
もちろん1人で船を漕いでいく人生はめっちゃキツイです(´Д`)ハァ とても勇気のいる選択です。
しかし、依存心をなくして自分1人で生きていける人間になるためには絶対に必要な覚悟だと思います。
3. チャレンジできない
「みんなと同じであることが正しい」
この言葉を集団では意識せざるを得ません。まさに「出る杭は打たれる」状態です。
自分のやりたいことはどうしてもできなくなってしまいます。
リスクがあって結果が見込めないことならなおさらです。成功する確率が90%以上ないと却下されるのがオチではないでしょうか?
「時間がムダに終わる」というのが、集団ではとても強く懸念されてしまうと以前感じました。
しかし、
世の中で大成功と呼ばれる偉業は、可能性がほとんどないのに実行して生まれたことほとんどです。
歴史的な大発明・研究成果・画期的な新商品の開発などをやった人たちはみんな「それは絶対に無理でしょ。バカだよなぁ〜」と大多数の人に言われたにもかかわらず、実行した人が多いのです。
人生は、大きな成功ほど大きなリスクが避けられません。
そして、群れから外れるとリスクのある道をより選びやすくなることは間違いありません。
世の中には大きく分けて2種類の人間がいると感じてます。
- ①成功する可能性が高いこと、安心・安全の道しか選ばない。なぜなら「失敗する・時間がムダに終わる」のが怖いから
- ②自分のやりたいことは必ず実行する。結果は問わない。失敗しても次に活かせるなら大成功。
どちらが「正しい・正しくない」はありません。どちらの選択も良い面・悪い面があります。あなたがどっちを選んでも否定するつもりなど全くございません。
ただ、僕自身はこれからも絶対に②の道を進み続けたいと思っています。起業家として以下の言葉を忘れたくありません。
受け身にならない!
常に攻める!!
さいごに:自分1人で生きていける人間に
群れないことの一番のメリットは「依存心がなくなる」ことだと感じます。
確かに群れの中にいるのは安心・安全ですが、「自分1人で決断・実行する」「自分1人で生きていく」力は鍛えづらい環境ではないでしょうか?
僕は別に「誰にも頼らず1人ぼっちで生きていけ!」と言ってるわけじゃありません。
もちろん助けあって生きていくのは重要です。人間は1人の力じゃ何もできません。
また、たまには友達と飲みに行ったりキャンプに行ったりするのも全然OK!
ただ、
「会社に依存した人生はやめろ!もしその会社が潰れたら生きていけない人間になるな!」と声を大にして僕は言いたいのです。
仕事だけじゃありません。人生すべてに言えます。
親・上司・恋人・親友など、もしその人がいなくなったら全てが終わってしまう状態は避けたほうが良いと思います。
そのために「群れるな!」と今回の記事では主張させていただきました。
特に、あなたが海外就職したい人ならば、なおさら「私は1人で生きていく!」という覚悟が必要になってくると思います。