「留学で得られることは何ですか?」
誰もが気になることだと思います。というか留学する人はそれが一番知りたいはず。
留学によって得られることは、もちろん人それぞれです。その人が留学中にどんな人たちと出会ったのか、どんな経験をしたのかによって大きく異なってきます。
ただ、初めから得られることがわかる人は誰もいません。
- 「現地で知り合ったカナダ人と結婚することになりましたー!」
- 「バイト先で正社員としてオファーをもらい、永住することになりましたー!」etc
上記のような日本人はカナダでたくさんいましたが、はたして狙った結果だったのでしょうか?
そうではないと思います。おそらくたまたまの偶然が重なり合った結果です。
留学で得られることも全く同じです。行ってみないと何が得られるのかはわからないです。
行く前の想像とは全く違うケースがほどんどだと思います。
例えば、カナダに留学していたNさんの場合。
彼は留学前、英語力が一番得られると思っていました。
しかし、英語力はあまり身につきませんでした。。TOEICがたった120点ほど上がっただけ。
では、彼が留学で“得たこと”は何だったんでしょうか?
日本に帰ってきたいま、「得られた!」と感じたことが7つもありました。
あくまで一例ではありますが、「留学でどんなことが得られるのか?」が気になっている方は、ぜひ彼の場合を参考に!
What did Nobita acquire in the result of studying abroad??(´∵`)??
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1. 専門知識(Webスキル)
学校で出会った韓国人のクラスメイトが好きになり、「その人ともっと同じ国に居たいなぁ〜!」と思いました。
そのため現地で仕事を探すことになりました。(※詳細)
働かせていただくことになった会社では、ウェブ制作やライティングの力が求められていたことから、猛勉強することになったんです。
それまでWebには少しも興味ナッシィング・アット・オール!(というか、家にインターネットがありませんでしたー(TдT))
勉強することになったのは全くの偶然です。
パソコンの電源の入れ方さえわからなかったズブのド素人でした。しかし、バンクーバーのうぇぶ屋・セナさんや、周りの方々のサポートを受けながら、仕事を通して徐々にスキルアップしていきました。
それにしても、
「はぁ?HTMLってなんですか?」と言っていた男が、日本に帰国後はウェブ制作で起業するとは。。( ̄O ̄; ))
いや〜、人生ってどうなるかわからないもんですねー!
※思考の流れ
2. コミュニケーション力
初対面の方や見知らぬ人と話す力は格段に上がりました。
「英語力」と「コミュニケーション力」は別モノです。
英語スキル(≒TOEICの点数)が低かったとしても、外国人とうまくコミュニケーションをとることは十分に可能だと実感しました。
人と苦なく会話できるようになったのは、電車英会話のおかげです。
電車の中で「1日3人以上の外国人と英会話する」というルールを自分に課したんですよ。
毎日「なんだ、コイツ??(・ ・?)」と思われながらも、羞恥心を捨てて果敢にチャレンジしました。
その結果として人見知りがなくなり、人と話す楽しさを知ることができました(^^)!
※僕が人見知りを克服した“電車英会話”について。気づいた3つのこと
3. 行動力
カナダから帰ってきて、僕はいろいろな“行動”を起こせるようになりました。(ex. 起業、自身のYouTube動画配信、メディアの立ち上げetc)
いま思えばそれらは留学中の小さな行動の積み重ねがあったからこそ、自然にできるようになったと思います。
- お金がないのにMacを即買いに行く
- 電車で100人にインタビュー
- 好きな人に告白etc
留学中に起こした行動の数々は、日本にいた時の自分では絶対に考えられないものばかりです。
「動かなきゃ何も得られない!」という思いが無意識に体を動かしました。
人によっては、「ただ無鉄砲に動いても意味ないでしょ」と言う人もいるでしょう。
確かに何でもかんでも実行すればいいってもんじゃありません。慎重に思考を重ね、石橋を叩いて渡ることも時には必要でしょう。
しかし個人的には、「考えるよりも、まずは動く」ことが何よりも大事だと実感してます。
たいした経験・実績・人脈もないのに「起業する」という僕の行為は、多くの人が“自殺行為”だと笑いました。
「アイツ、終わったな」と思った方もいるかもしれません。
しかし今は1ミリも後悔がなく、起業して本当に良かったと思っています。
毎日いろいろな苦労がありますが、『失敗』だと感じることは何1つありません。全ては『学習』だと思ってます。
次のステップに進むための『学習』の機会が増えるだけでも、どんな行動しろやる価値は十分ありますよ!
4. 独立心(自立心)
バンクーバーでは起業している方がかなり多かったです。まさに“スモールビジネス”が中心の街でした。
自分の得意なことで積極的にビジネス挑戦している人たちを見ていたら、「自分も起業したい!」と自然に思うようになっていきました。
気づけばいつの間にか「大企業に入って安定した生活したいなぁ〜」という選択肢が消えて無くなってました。
世の中、“好きなことをしている人”が一番幸せです。
もちろん「食っていける」というのが大前提ですが、毎日一生懸命になれるものがあると人間は成長できるし、すごく輝いて見えるんです。
それに今の日本はどんな大企業に入っても「安定」なんてもの存在しない時代です。
結局さいごに頼れるのは自分自身だけ。
だからこそ「自分の力で稼ぐ!」という独立心を、若いうちから持つべきなんじゃないかと僕は感じています。
5. 向上心
スタートアップ企業は、人々のスピード感・成長意欲がすごいです。
彼らは「現状維持」という考えがありません。 常に何か新しいビジネスチャンスはないか、新しいスキル・知識を習得していこう!という意識の人が周りには多かったです。
知り合った留学生でも頑張っている人が多かったなぁ〜。
「絶対にTOEIC990点取るんだ!」と朝から深夜まで勉強している韓国人もいたし、スタバとピザ屋で働きながら、通訳の資格習得に励むインド人もいました。
自分の会社を作ったからには、成長を止めてはいけません。「成長が止まる」=「会社が潰れる」と言っていいでしょう。
ゆえに起業家にとっては、向上心を持ち続けることが一番大事なんだと思います。
留学時代に成長意欲の高い人たちと出会えたことは、起業した僕にとって一番の幸運だったのかもしれません。
6. 考え方の広がり
カナダには色々な国の人がいました。様々な文化・考え方・価値観に触れたことで、自分の中の視野が広がっていったと感じます。
特に、ルームメイトのマイクさんからは影響を受けました。
話していて「へぇ〜、そういう考え方もあるんだなぁ〜」と思うことが多かったです。
私たちが当たり前だと思っている常識・考え方は、日本人の感覚でしかありません。
世界には様々な常識をもっている人たちがたくさんいます。
その中で良いと思うことは積極的に自分の中に取り入れて、選択肢を増やしていくことは全然悪いことじゃない。
人として成長していくために、「視野を広げる」ことは非常に重要です。それができる留学には大きな価値があると感じます!
7. 日本を客観視
留学はその国を知るために行くんじゃなく、日本を知るために行くものなのかもしれません。
日本でずっと育ってきた人にとって、日本は絶対的な存在。つまり、日本流の考え方・作法しか知らず、それが当然だと思い込んでいる状態です。
世界に飛び出すことで、あなたは日本とは違った常識を知り、帰国した時には新たな「日本観」を再構築できるでしょう!
※日本という国を再認識!帰国して実感した日本の良いところ&悪いところベスト3
さいごに:偶然を得るための行動
カナダに行く前、一番身につくと思っていた「英語力」は得られませんでした。
しかし結果的には、英語よりもずっと貴重なことを7つ得ることができたと思ってます。
留学前の自分と今を比べて、考え方や意識は180°転換しました。僕の留学は、「人生を変えた」と言っても過言ではありません。
今回挙げた7つを得ることができたのが、ただの“偶然”だとは決して思いません。
確かに「Webスキル」や「独立心」などは、周りの人々・環境があったからこそ得られたことです。
しかし、行動を起こし続けてきた結果として、それらを得る権利が僕には転がってきたのではないでしょうか?
何も行動しなければ、当然ながら何も得ることはできません。
これから留学する人に僕が一番言いたいこと。
それは、留学中に「やったほうがいい!」と感じたことは必ず実行してほしいということです。
行動した結果、何が得られるのかはわかりません。しかし1つだけ言えることがあります。それは、、
留学は、あなたの人生を変える!