経営者と従業員はどんなことが違うのか?
これから経営者になりたいなら、ぜひ知りたいですよね?
数カ月前に自分の会社(株式会社NOBITA)を作りましたが、社長になって初めて気づいたことが多々あります。
従業員だった頃はその大変さが全くわからず、経営者に対して「あいつマジで楽してるよなぁ〜!」と思っていました、すいません(_ _;)!
従業員と経営者、求められる能力や働き方、考え方は全く違います。
今回は僕自身が社長になって気づいた従業員と経営者の違い5つをご紹介します。これから経営者を目指される方の少しでも参考になったらうれしいです。
What are the 5 differences between employee and manager??(´∵`)??
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従業員はお金を「使う」。経営者はお金を「回す」。
あなたは今なんのために働いていますか?
おそらく多くの人が、「お金を稼いで、生活や趣味に“使う”ため」と答えるでしょう。
経営者の場合は、“使う”というより、”回している“という感覚に近いです。
①から④がお金によってグルグル回っている感じです。当然ながら、お金が増えれば増えるほど、すべてが良くなります。
- 1. お金が増えれば、もっといい材料を買える(or もっと優秀な人が雇える)
- 2. もっといい材料が変えれば、製品がもっと高く売れる
- 3. 製品がもっと高く売れれば、お金がもっと増える
- 4. お金がもっと増えれば、もっともっといい材料を買える
お金を雪だるま式に増やしていくのが会社です。
「回す」という感覚は従業員だったの頃は、全く感じなかったものでした。
2. 従業員は「作業をする」。 経営者は仕事を「生み出す」。
「毎日する仕事がある」
これってよく考えると、ものすごくありがたいことです。自分で仕事を見つけてくる必要がないのは、めちゃめちゃ恵まれてます!
毎日仕事があるからこそ、従業員は毎月給料がちゃんと入り続けるわけです。
忘れているかもしれませんが、お金を稼ぐというのは、まず仕事があるという前提の上に成り立ちます。
経営者は仕事を「生み出す」ところから始めなきゃならんのです。。
そして「仕事を生み出す」というのはマジで簡単な事じゃない。。(´Д`)ハァ
「あらかじめ仕事がある」従業員と、「仕事を探してくるとこから始めなきゃいけない」経営者。この違いはとてつもなく大きいです。
3. 従業員は「自分が」動く。経営者は「人を」動かす。
経営者は監督であって、プレーヤーではありません。
選手たちがいいプレーをしてくれるように、適切な指示を送り、戦略を考え、勝利に導くのが経営者(監督)の仕事です。
この「人を動かす」という感覚も従業員の頃は全くなかったものです。
僕はこれまで誰かの上司になったこともなければ、教育係になったこともありませんでした。ゆえに、外注さんなどに指示して動いてもらうことになったときは、かなり戸惑いましたね。
「プレーヤー」としてずっと生きてきたから感じる戸惑い…
サッカーをやったことがある人ならわかるでしょうが、プレーヤーと監督では求められる能力がゼンッゼン違います!
そして「いい選手」=「いい監督」になるとは必ずしも限りません。
プレーヤー向きか監督向きかは、人によって様々です。
しかしあなたが経営者になりたいならば、監督タイプの人間になるという選択肢しかありません。
4. 従業員は「労働時間」がある。経営者は「労働時間」という概念がない。
「労働時間」という概念は、経営者になったらほとんどの人はなくなると思います。
1日24時間365日ずっと仕事です。仕事のことを完全に忘れられる日はなくなるはずです。
例えば飲食店経営者の場合、休みの日でも仕込みや今後の戦略を考えたりなど、やることは山ほどあります。
経営者にとっては休みの日にしかできない(=みんなが休んでいる時しかできない)仕事も数多くあるのです。
でもだからと言って、ずーっと仕事ばっかで休む日がないというわけではありません。もちろん毎日ちゃんと寝ますし、適度に休みます。
ただスイッチはオフにしません。電気はずっとつけっぱ。
どういうことかというと、
テレビを見ているときも、誰かと話している時も、
- 「なにかしら仕事にリンクできるんじゃないか?」
- 「あっ、この発想は仕事に応用できるよな?」
などをいつも考えている状態です。
僕は常にすること全てに対して仕事に1%でも生かしてやろう!と考えてます。
- お笑い番組を見る →「芸人たちから話術を学ぼう!」
- 買い物に行く → 「商品の売り方、パッケージのデザインを参考にしよう!」
やることすべてに対して一石三鳥、いや、一石七鳥ぐらい意味をもたせたいんですよ!
それぐらい意識してやっていかないと、ウチの会社のような零細企業は間違いなく潰れます。
5. 従業員は1箇所を見る。経営者は全体を見渡す。
例えばあなたが「営業部」に属していれば、あなたが気にすることは基本的に「営業部」のことだけです。
経理部や製造部などで起こっていることは「他人事」として感じる人が多いでしょう。
僕も以前はそうでした。気にしていたの(住んでいた世界)は自分の部署のことだけ。
いや、正確にはもっと狭く「自分に与えられた仕事だけ」でした。つまり、1点しか見ていなかったということです。
しかし経営者になったとき、気にしなきゃいけないことが山ほどあることに気づきました。
- 会社の経理
- 顧客のアフターフォロー
- ライター業
- 会社の宣伝・マーケティング
- 外注依頼、顧客相談etc
制作だけに集中していればいいわけでなく、常に全体を見てバランスよく動く必要があるのです。
ひとつのことを集中してガッツリやりたい系の人は、めちゃめちゃしんどいと感じるでしょうね(´Д`)ハァ…
いかがでしょうか?
これから経営者になりたいと思っている方の少しでも参考になったら幸いです。
今回読んでくださった方にぜひ提案したいのが、従業員のころから経営者の視点で働くということです。
経営者の視点は従業員と全く違うので、働き方が変わって仕事が良くなったり、上司に褒められたりするかもしれません。
何よりも経営者は、できれば自分と同じ視点で働いてほしい!と思っています。少なくとも僕の場合はそうです。
これから経営者になりたいと思っている方は、ぜひ今の時点から経営者の視点をもって働いていきましょうよ!