日本に長く住んでいると良い所と悪い所には気づきにくいです。昔から当たり前のこととして認識しちゃっているので。
しかし、来たばかりの外国人たちたちは日本の長所・短所に気づきやすい。彼らと話していると、日本という国について客観的に知ることができます。
僕が最近始めた「外国人への街頭インタビュー」では、これまで日本についての多くの質問を聞いてきましたが、色々と新たな発見があって楽しかったです。
今回は外国人たちと話していて、改めて感じた日本の「素晴らしいところ」&「残念なところ」を3つずつご紹介します。
What has Nobita noticed about Japan while talking with more than 100 foreigners??(´∵`)??
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日本の素晴らしいところ
1. 食のクオリティ
日本の食べ物は「“質”が高い」です。
まず、日本では何か少しでも問題があったら(ex. 髪の毛が混入したetc)すぐ大騒ぎになるので、飲食店では安全面の気の遣いようがハンパないです。
そして「おいしい」だけじゃなく「健康に良い」ということが伴っているのがすごいです。
カナダから帰ってきて気づいたのですが、和食の特徴として油っこい料理があまり多くありません。
また、味が薄い(塩分が少ない)のでサッパリして食べやすい料理が多いと感じます。
加えて、レストランではカナダに比べ明らかに量が少ないです。(これにはドギーバッグ(持ち帰り)の文化がないことが影響しているのかもしれません。)
出される料理の量が少ないということは、自然と「太りにくい」ということに。
「おいしい」というのを味わうだけだったら簡単です。
味をガンガン濃くしたり、油をガンガン使ったりすれば「おいしさ」は感じるでしょう。
マクドナルドやケンタッキー・フライドチキンではまさにそれをやっている。
ただ「健康」というのが伴わなければ「クオリティが高い」とは言えないのではないかと個人的に思います。
贅沢かもしれません。でもやっぱり食事には「おいしさ」と「健康」、できれば両方あってほしい。
日本の食事はそれを可能にするから素晴らしい!
2. チップなしの文化
これに関しては賛否が分かれると思いますが、カナダと日本に長く住んでみて、個人的には「チップなし」の方が良いと感じます。
日本ならチップ金額が少なくて店員に「罪悪感」を抱くという状況がありえません。
「どれくらい払えばいいかなぁ〜?」と毎回いちいち悩むことがない。
店員側にもメリットはあると思います。
チップが少なかった(または払ってもらえなかった)場合に、そりゃ店員はみんなガッカリします。
もしかしたら「次の客もあんまり払ってくれないかもな。。次は適当でいいか」となるかもしれません。
チップ金額の大きさで店員は次へのモチベーションが少なからず変わってしまう。
ゆえに例えば、「この人はあんまりチップ払えなそうだなぁ(=こいつ貧乏そうだなぁ〜)」ということで、接客態度が人によって変わってくるかもしれません。
日本のように、あらかじめチップが給料に含まれていれば、客によって態度が変わるということはありません。
店員はお客さん全員に対して同じモチベーションで平等に接していけます。
3. 日本人女性
色々な外国人たちと話してきて「『日本人女性』の評価は高い!」ということをあらためて実感しました。
- お人形さんみたい!(They look like doll!)
- ファッションセンスがいい!(fashionable!)
- 控えめ!(Less straightforward!)
僕(日本人の視点)からすれば、外国人女性は「強い」「たくましい」という印象があります。
個人的にはそういう所が大好きなのですが、外国人男性にとっては「ちょっとなぁ…きつい..」と感じている方も結構いるようです。
そのため日本人女性の「かよわい」「かわいらしい」「控えめ」といったところが、彼らにはとても魅力的に感じます。
外見面の美しさだけでなく内面的な部分での魅力が日本人女性は大きいということです。
日本の残念なところ
1. スモール・トークの慣習(文化)がない
僕が街頭インタビューを外国人だけにしたのは正解だったのかもしれません。
だって日本人だったらおそらく50人中49人は断っていたでしょうから。
カナダに住んでいた時、電車で「Hi, How’s it going?」と聞いたら人々は「Hey, what’s up, bro?」「I’m great.Thanks.」などと、95%以上の人が返事してくれました。
彼らにとって僕は全くの赤の他人にも関わらずです。
もし日本人に同じことをしたら「…あっ、どうも。。」(ん?何、この人?なんで話しかけてくるの(・ ・?)?)という感じで、戸惑われるのは明らかです。
この文化の違い対して個人的には残念です。
スモール・トークでは別に恋人や友達を作ったりするのが目的じゃありません。ただ単に話す(おしゃべりする)だけです。全然大したことじゃないです。
しかし、「知らない人」というだけでときに日本人は完全に他人をシャットダウンします。
挨拶さえできない..
2. ゴミ箱が少ない
「日本の嫌いなところは何ですか?」と聞いて、「ゴミ箱が少ない」と答える人が意外と多かったです。
これには気づかなかったのですが、よく考えてみると確かにそうだなと思いました。
東京は、コンビニ・飲食店・自動販売機などがめちゃめちゃ多いです。ゆえに観光していたらちょっとしたゴミは結構出てくるわけです。
でもゴミを捨てられる場所が少ないからめっちゃ困ります..(/_;)
最近は公園などでも「ゴミは持ち帰って下さい」というところが増えてきたし、コンビニでも「購入品以外のゴミを捨てるのは禁止」となっているところは多いです。
東京でゴミを捨てられる場所を見つけるのは意外と難しい!
数年後にはいよいよ東京オリンピックが迫ってきました。日本に外国人たちがドバーッとやってくるわけです。
東京オリンピック運営に関わっている方は、ぜひとも街に「ゴミ箱を増やす」というのを施策の1つに考えて頂きたい。
3. 夏がクソ暑い!!
日本の夏はマジで暑いっす!!(´Д`)ハァ
毎年熱中症で死亡者が出るのも無理はありません。
単純な気温が高いだけでなく、湿度が高いためにムシムシして不快に感じてしまいます。
もちろん世界には日本よりも蒸し暑い国はあるでしょう。例えばタイやカンボジアなんかは、もっと湿度が高くて気温が高いです。
ただ、カナダの涼しくて快適な夏を味わった僕としては、日本の蒸し暑さが耐えられません..(T_T)
「夏がクソ暑い」というのは観光地としては大きなデメリットだと思います。
だって特にヨーロッパの人たちなんかは、夏にLong Vacationを取る傾向がありますから。
多くの人にとって夏の時期は一番旅行しやすい時期。
しかし「日本の夏は不快だから旅行は辞めといたほうがいい」と思っている人がいるかもしれませんね。
さいごに:日本よ!もっと快適な国に!
もうすぐ東京オリンピックがやってくる!たぶんそれ以降も、これから日本にはどんどん外国人が来るようになると予想してます。
だからこそ僕は、日本がもっと彼らにとって過ごしやすい国になってほしいと強く思います。
今やっている「Find Your Love」にはその願いも込められています。
外国人たちの“生の声”を届けることで、英語のヒアリングを勉強するとともに彼らのニーズ・考え・志向などに気づいてもらいたいのです。(= I’m just trying to tell their opinions and raise the awareness of Japanese people)
これから日本がカナダのように、もっと色々な国籍の人たちが増えて多様性のある個性豊かな国になったら、僕にとってこれほど嬉しい事は他にありません。
日本がめっちゃ楽しくなりそう(^^)!!