これから留学する人にとって不安なことは尽きません。
慣れない異国の地で生活し初めての体験が多くなる留学。
日本では当たり前のことが通用しなくなり、「困ることばっかではないか?」と心配になる気持ちはわかります。
多額のお金を費やすわけですから、「失敗したくない気持ち」は誰もがかなり強いでしょう。
留学への不安・心配はもちろん人によって様々。
ですが今回は、その中でも特に多かったご質問10個に対して、自分の経験に基いて1つ1つ丁寧に答えていきたいと思います。
これから留学する方の不安が少しでも解消できたら幸いです!
What are the 10 worries people who are going to study abroad have??(´∵`)??
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【目次】
- 1. お金
- 2. 英語
- 3. 治安
- 4. ホームステイ
- 5. ネット環境
- 6. 家具・荷物
- 7. 文化の違い
- 8. 食事
- 9. 日本人が多すぎる
- 10. 恋愛
- さいごに: ほとんどの不安は問題ないっす!
1. お金のこと
現地では何が起こるかわかりません。ゆえに予想外の出費がかかってしまうのが一番怖いです! ましてや私の場合、やむを得ずあまりお金の余裕のない状態でカナダに行きますので。。
また、予算がキツい状況ではお金を使えず、「あまり楽しめないのではないか?」という心配もあります。。・・・
“留学”と言ってもその形は様々です。
一般的に多くの方が「高い!」というイメージがあるのは、「私費留学」に対してだと思います。
しかしそれ以外にも「交換留学」「大学院留学」「ボランティア留学」「奨学金留学」などなど、いろいろな留学の種類があることをまずは知ってください。
そして留学の種類によって当然かかる費用は変わります。
また、同じ学校でもプログラムによっては100〜200万円は変わってくる可能性があります。それに国によっても費用は全然違います。(ex. フィリピン留学→超安い、ヨーロッパ→めっちゃ高い)
「自分の予算に余裕がもてる留学」をぜひ選んでほしいです。
留学の種類や学校などを工夫すれば、 無理してカツカツの生活を送る必要がなくなるかもしれません。
「海外でお金が使えないと全然楽しめないのでは?」という意見ですが、実際はそんなことありませんでしたよー。
- 現地の人たちとおしゃべりする
- 図書館などの無料施設を利用する
- 近所の子供とサッカーする
- 地元のボランティアに参加するetc
お金が無くても楽しめる方法はいくらでもありました。
そりゃ確かに「外食」「買い物」「旅行」などにあまり行けなくなるのは辛いかもしれません。
しかし、“海外”という場所自体がすでにエンターテイメントだと僕は感じました!
現地での何気ない会話でさえも、大きな特別感を味わうことができました。
※僕が人見知りを克服した“電車英会話”について。気づいた3つのこと
2. 授業についていけるかどうか、言葉が通じないかも..
私は今までの人生、一度も日本から出たことがありません。生の英語は初体験なので、ちゃんと慣れていけるかどうか不安です。
もし先生の英語が全く聴き取れなかったらと思うと心配!
気持ちはめっちゃわかります! 僕もカナダに行く前は英語に関してとても不安でした。
実際に行ってみて、最初は確かに「ん?これって『英語』?」って思いました。日本人が話す英語とは全然違って聴こえました。
でも1ヶ月ほどすれば完全に慣れましたよー。結局日常生活においては困ることはほぼゼロでした。
買い物や近所の人との会話程度なら、中学レベルの英語で十分だと思います。(※「深い話しをする」「ナンパする」のであれば高い英語力は必要でしたが。。)
学校の先生が話す英語は、ほぼ100%理解できました。というのも、発音がクリアでめちゃめちゃ聴き取りやすいんですよ!
それにゆっくり気味で話してくれるんで、スイスイ頭に入ってきましたね。
おそらく留学生を受け入れている学校ならどの先生も「聴き取りやすい英語を話す」という配慮はしてくれているんだと思います。
他の学校に行っていた知り合いの多くも「先生の英語は聴き取りやすい!」と言っていましたので。
3. 治安の悪さ(犯罪)
娘が今度カナダに留学するのですが、犯罪に巻き込まれてしまうのがすごく心配です。
無知な日本人は世界的に標的にされやすいとよく聞きます。ニュースで留学生が巻き込まれた事件なんかを見ると本当に不安でしょうがありません。
娘はお隣りアメリカにも行くと言ってましたが、なおさら心配です!!犯罪やトラブルに巻き込まれなければいいのですが。。
親なら誰もがこのような心配するでしょうね。
でも「海外=犯罪」が多いっていうのは偏見だと思います。
世界的に日本は治安が良いと言われてますが、「オレオレ詐欺」や「ネット犯罪」などの被害が頻発しているのを見ると、僕には日本が特別安全だと全く思えません。
日本は銃や暴力系の犯罪は少ないですが、総合的に見たら世界と同じくらい危険な国だと最近は実感してます。
つまり、どこの国にいようとも犯罪に巻き込まれる可能性は絶対にあるということ。別に“海外だから”ってことはないと思います。
ただカナダに関していえば、僕は「治安が悪い」とは少しも感じませんでしたね。
たまたま運良く犯罪に巻き込まれなかったから言えることかもしれません。
でも、バンクーバーでは親切でのんびりとした人が多く、「犯罪の気配」が全く感じられなかったんですよ。本当に。
あと犯罪に関しては「“基本的なこと”をずっと守っていれば大丈夫」というのが個人的な意見です。
“基本的なこと”というのは、
- 夜遅くはあまり出歩かない
- 家・部屋のロックは必ずかける
- 知らない人にはついていかない、信用しないetc
小学生でも知っているごくごく一般的な犯罪対策です。
こういったことは日本で生活しててもすごく大事なこと。別に海外に行くからやらなきゃってことじゃないですよね〜。
海外で犯罪の被害にあった日本人の中には、「羽目を外しすぎて基本的な犯罪対策ができていなかった」のが原因であることが多いです。
要は、“自業自得”で犯罪やトラブルに巻き込まれた人もいるということ。
たとえ“犯罪大国”と言われるアメリカに行くからといって、そこまで犯罪を怖がる必要はありません。
基本的な犯罪対策をしっかり守ることで、だいぶ犯罪率は下げられるのではないでしょうか?
いくらアメリカでも、「見知らぬ人にいきなり銃で撃たれる」なんてことは、ほぼ100%ないっすから!
4. ホームステイのこと
私はカナダでホームステイをする予定です。そこの家族とうまくやっていけるかどうかすごく心配です。
ホストファミリーによっては全然仲良くしてくれなかったり、話してくれないみたいな話しを聞くと不安になります。
また、「食事が合わない」「門限がキツい」などでストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。。
この気持ちもすごくわかります。いきなり赤の他人と一緒に住むわけですから、そりゃ初めての人は心配ですよね〜。
ホストファミリーが親切で自分と性格の合う人だったら最高ですけど、そうとは限らないですから。
ホームステイに関して僕が実体験から言えることは、“こちらから先に”フレンドリーに接していくことが大事ということです。
自分がお金を払ってるからといって、お客さん扱いで「親切にしてくれるのが当たり前」とか勘違いしないでください。
どんな家庭でも、自分から仲良くなろうと動いていけば自然とうまくいくはずです。
もちろん多少の不満はあるでしょうが、異国の一般家庭に入ってリアルな生活習慣を体感するなんて、なかなか出来ない経験ですよね〜。よく考えてみたら。
あなたの人生で間違いなく貴重な経験になるでしょうね!(^^)
5. ネット環境
のび太さん、バンクーバーだとインターネット環境ってどうでした?
日本ではネット当たり前の生活してるんで、これが無くなったら自分にとってはめっちゃキツいなと思ってます。。
バンクーバーではネット環境がめちゃめちゃ充実してました!日本に帰ってきてから比較してみて、ますますそう感じてます。
スタバ、マック、ピザ屋、図書館などなど、たくさんの場所で無料Wifiが提供されていました。
周りの話しを聞く限り、どこのシェアハウスやホームステイ先でも、カナダではほぼ100%ネット環境みたいです。
特にバンクーバーでは「ネットが使えなくて困る」ということはほぼあり得ないでしょう。
もちろんネットがあまり普及してない場所もカナダには存在すると思います。そういう場合には「モバイルWiFiルーター」を持っていけば問題なしです。
ただ日本と比べて、回線速度は遅いです..(T-T)
日本のネット速度に慣れていると「うぁ〜表示がめっちゃ遅いなぁ〜」と感じるかもしれません。あらかじめご了承を..(_ _;)
6. 増えてきた家具・荷物
僕はカナダには約2年も滞在する予定です。留学期間が長いと、どうしても身の回りのものが増えてくじゃないですか?食器とか家具とか。
のび太さんが帰国するときは、そういったものはどうしてました?
帰国前の持って帰れない荷物に関しては、JPカナダの掲示板によって解決できました。
携帯電話や家の引き継ぎも含めて“全部”です。
「もうすぐ帰国しまーす!〇〇円で買いたい人いませんか〜?」って書き込んだら、沢山の人から「ほしい!」という声が来ました。 いや〜めっちゃ助かりましね!\(^o^)/
カナダ最大のクラシファイドサイト「craigslist」で売るのもアリだと思います。
カナダ・アメリカ全土から賃貸・売買情報が載っています。その数はマジでハンパないですよ!
あっ、でも個人的には、
なるべくなら知り合い・友達のみと売買するようにしたほうがやっぱりベターだと思ってます。
「JPカナダ」や「craigslist」を使うと、“赤の他人”とのやり取りなんでトラブルが発生する可能性もあるでしょうから。
7. 文化の違い
国が違うと色々と驚くことがすごく多いのではないでしょうか?
カナダではたくさんの国の人たちが集まっているので、文化の違いによって戸惑うことや困ることがいっぱいあると思います。
普段日本人が何気なくやっている常識が、カナダでは非常識であったりするわけで…
今まで全く日本を出たことがないなら、そりゃ多少のカルチャーショックはあるかもしれません。
でも“困る”というレベルまではいかなかったですね〜。むしろ日本と違ってて面白かったです。
もしも文化の違いを感じたとしても、無理に合わる必要は全くありません。
日本人らしい習慣、日本人らしい発言、日本人らしい考えを、ぜひ現地でも維持してください。
「えっ!?ホントにそれでいいの?(・ ・?)」と思うかもしれませんが、本当に問題ないです。
国が変わるからといってあなたの価値観・習慣までを変える必要はありません。
多国籍国家のカナダでは、それぞれの文化がみんな尊重し合って生きています。 思想や文化の違いで差別されることはありえないです。
ただ、違いを“受け入れる”ことは絶対に必要です。
例えば、街中で左右違う靴を履いている男性を見かけたとしましょう。そんなときに、
- 「はぁ!?なんだこいつ?頭おかしんじゃない? マジでありえねぇ〜」
- 「へぇ〜そういうスタイルもあるんだなぁ〜カッコいいじゃん。」
人々の様々な発言・考え方などに対して、賛同しろとは言いません。でも批判はしちゃいけません!
海外ではどんなことも尊重して受け入れる意識が大事です。
違いを受け入れることさえできれば、文化の違いによるストレスなんて全く感じることは無いでしょう。
8. 食事が合わない
のび太さん、カナダでの食事って大丈夫でした?
ほら、日本ってかなり食事に恵まれた国じゃないですか?何でも清潔で安全だし、美味しいものがめちゃめちゃ多いです。
そんな日本に慣れているからこそ、カナダでの食事はあまり満足できなくなるかもしれないって思ってます。
食べ物に関して、心配する必要なんて“ゼロ”ですよ。
そもそも今や日本の食事は完全に欧米化してます。「日本食が無ければ生きていけない」なんて人、今の時代だれもいないんじゃないでしょうか?
カナダでの食事は日本でも馴染みのあるピザやハンバーガーが主流なので、全く問題ありませんでした。とてもおいしい食事が多かったですよ〜。
また、もしバンクーバー行くなら、日本よりも日本食の機会が多くなるかもしれません。
現地には膨大な数のお寿司屋さん、ラーメン屋さんをはじめとする和食料理店や、日本食が手に入るお店が沢山ありました。
あと、街ではよく料理フェスティバルが開かれていて、様々な国の料理を味わうことができました(๑´ڡ`๑)
韓国料理、ベトナム料理、メキシコ料理などなど、多種多様な食文化を堪能できるのがバンクーバーの魅力の1つです。
カナダでは“食べ物”が、あなたにとって楽しいことの1つになるでしょう!
※ただ、カナダは日本よりも「太りやすい環境」ではあると思います(TдT) 食べ過ぎには十分気をつけてくださいね!
9. 日本人が多すぎる
カナダ、特にバンクーバーって日本人がすごく多いんですよね?
それって安心できると同時に不安でもあります。ついつい日本語ばかり使ってしまい、英語が全く身につかないんじゃないかと。。
カナダには興味ありますが、留学するならやっぱり日本人が少ない国を選ぶべきなんじゃないかと思ってます。その点に関して、のび太さんはどう思いますか?
これはカナダ留学生に多い悩みの1つ。
英語がキレイで安全なカナダだけに、留学生への人気はいまだに高いです。実際、現地では日本人がいたるところにウジャウジャいました。
場所によっては「日本とあんまり変わらないんじゃないか?」とさえ思いましたね(´ε`;)
しかし、日本人が多いメリットを忘れてはいけません。
一番のメリットは、病気やケガ、盗難などのトラブル時。
例えば病院での診察、警察への事情聴取などでは、日本人のサポートがぜひとも欲しいですよね?(こんな時は「英語の勉強」とか言ってられません!)
また、「携帯電話の契約時」「シェアハウスの契約時」とかにも日本人がいるすごく安心できます。
カナダに日本人が多いと言っても、日本よりはずっと英語環境であることは間違いありません。ガッツリ英語が使えるはず。
それに日本語を使いたくないなら、「日本人とは話さないようにする」などのルールを、自分の中で決めておくというのはいかがでしょうか?
「いざという時(トラブル時)だけは日本人を頼るようにし、それ以外は関わらないようにする。」というふうにすれば、必然的に日本語を使う機会はほとんどなくなるでしょう。
10. 恋愛できる?
海外での恋愛にはやっぱり憧れます。私はアリサさんのインタビュー記事を読んでますます期待が大きくなりましたー!
カナダでは恋愛している日本人はたくさんいましたか? また、私でもできると思いますかね、のび太さん??
恋愛を目的に留学する人はいないと思いますが、期待している人はたくさんいますよね〜。(正直に言ってください。あなたもそうでしょ?)
恋愛に関して言えることは、女性の方がカナダでは断然モテるということ。
ですが、恋愛できるかどうかはもちろん人それぞれです。
アクティブで積極的な日本人は、そりゃ海外でも恋人を作ることができるでしょうね。
しかし僕は、「恋愛できるかどうか?」よりも「恋愛後うまくやっていけるか?」のほうが100倍気にすることだと思います。
つまり、“付き合い始めた後”のことが重要なんです。
カナダにずっと残るんだったら問題ありませんが、実際は母国に帰らなきゃいけなくなる人がほとんど。
離れた時にうまく関係性を保てるかが勝負だと思います。
僕の場合は遠距離恋愛が失敗してしまいました..
「愛があれば問題ない!」と思っていましたが、国が離れていると想像以上にいろいろ大変でしたね。
(※恋は終わった…僕たちの遠距離恋愛が失敗した2つの理由。)
もしあなたが恋愛して、仮りに成功したとしても、その後もやっていけるかどうかは別問題ということを忘れないで下さい!
残念ながら“留学が終わると同時に恋も終わる”パターンが、実際はかなり多いのが現実です..(/_;)
もちろんアリサさんのように恋愛後もお付き合いを続け、結婚してハッピーエンドになったカップルもいます。
※国際恋愛がうまくいくために重要なこと!カナダで結婚した日本人女性の経験談から感じたこと
しかし、周りの方々の話を聞く限り、日本での恋愛に比べると海外での破局率は圧倒的に高いです。
留学中の恋愛に憧れる人は、まずその現実を受け止めてください。
海外で恋愛するなら、将来のこともちゃ〜んと見据えて、「たとえ離れてもこの人とならうまくやっていける!」という“本気の覚悟”でやったほうがいいです。「一夜だけのお遊び」とかマジでやめてください。
じゃないとその時は楽しいかもしれませんが、“その先”に失敗する可能性はすごく高いと思います。
さいごに:ほとんどの不安は問題ない!
かなりの長文となりましたが(_ _;)、最後までお読みいただきありがとうございました!!
留学への不安は無くならないものです。初めての海外であれば特に。
しかしほとんどの不安は、実際は大したことありません。
今回いただいたご質問は、どれも全く悩む必要はないと思います。それは現地で2ヶ月も滞在すればわかりますよ。
僕がバンクーバーに行く前は、不安よりも“ワクワク”の方が大きかったです。
「白人のキレイなお姉さん達」に胸を膨らませ、未知なる体験との遭遇が楽しみでしょうがなかったです。
そして実際行ってみた率直な感想は、「留学して本当に良かった!」です。後悔よりも充実感のほうが上でした。
不安が多ければ多いほど、「留学ってなんか大変そう。。やめとこうかな。。」と思いがちです。
しかし、「いろいろ大変だったけど、やっぱり行って良かった!」という留学経験者がすごく多いという事実があります。
それは、留学では苦労があっても“得られるもの”が確かにあるからではないでしょうか。
留学したいという気持ちがあるなら、絶対にチェレンジしてみるべきだと思いますよー!!
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