彼女のほしいクリスマスプレゼントをあげたい!
男なら誰もが思うことですよね?
2ヶ月ほど前ダウンタウンでデートしていた時、たまたまティファニー店を見つけました。
そこで売っているネックレスを見て、彼女が今まで見たこともないほどすごい興奮していました!
「うぁ〜、ティファニーってやっぱりいいよね〜!もしこれをクリスマスにプレゼントされたら私すごくうれしいだろうなぁ〜。あっ、でもツバサには期待してないから大丈夫。無理なのはわかってるから。」
その時、これまで経験したことがないとても大きな悔しさ&情けない気持ちが同時にこみ上げてきました。クリスマスに彼女のほしいプレゼントを買うことができないなんて..男として本当に最悪だと感じたんです、マジで…
しかも僕はこれまで、まともなプレゼントを1回もあげたことすらありません。どこか旅行に行ったり、高級レストランに連れて行ったことなども一切なし…
そんな僕に、彼女は不満そうな素振りは一切見せません。というか、内心は完全にあきらめているのかもしれませんね..
「お金のないツバサにそんな高いもの求めてもねぇ…
どうせ無理よ。」
「マジでヤバイって!!クリスマスにも何もできなかったら俺はマジで最低だ!てかフラれるぞ、このままじゃ!」という声が、鼓膜が破れそうになるほど聞こえてきました。
幸い相手のほしいものはすでにわかっている。ティファニーのネックレス。その中でも最高級のやつ。あとはそれをただ買うだけでいい。やること自体はものすごく単純なこと。
問題はお金。カナダでカツカツの生活をしている僕に$2,500なんて大金あるはずがない..
ミスばかりして迷惑かけまくっている今の会社に、「給料を前借りさせてほしい!」なんてまさか言えるわけがない..
「じゃあ他で必死に働いて稼ぐしかねぇだろ!」
ってなったわけございます。
この1ヶ月間、僕にはティファニーしか頭になかったです。
正直その他のことすべてはどうでもよかった1ヶ月でした。
そしてティファニーを手に入れるために全力疾走した1ヶ月の果てに僕が得られたこととは?
The days to work hard more than ever in Nobita’s life to get a Tiffany. And in the result,…??(´∵`)??
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どうしてもティファニーがほしかった理由
・あえて最高級のティファニーを買ってあげることで、自分の気持ちの強さを証明したかった。
・「僕はどんなに貧乏でも君のほしいものなら、どんなに高くても手に入れます!それぐらい好きっす!」という想いを伝えたかった。
・いや、正直ただ単にフラレるのが怖かっただけだった気がする。
ティファニーを手に入れるために
日本でならまだしも、外国に住んでいてわずか1ヶ月で$2,500稼ぐというのは結構むずかしいことだと思います。
外国では普通のバイトを見つけるのも一苦労!
外国人として扱われるので言葉の壁とか、ビザの問題とかいろいろありますんでね(>_<)
ですが、今回僕はめちゃめちゃラッキーでした。ありがたいことに周りの多くの方が僕に働く場を与えてくれたんです。
バイトを週7日
僕はいま家のオーナーが経営しているリサイクル工場で週3でバイトさせてもらっています。まずこれを「週5に増やしてほしい!」と頼みました。すると、
「お前そんなにお金がほしいのか?だったら来れる時いつでも来て働いていいよ。今の時期すごく忙しいからちょうどいいや。」
なんとオーナーはバイトの日を増やしてくれただけでなく、
来れる時間いつでも来て働いていいと言ってくださいました。日によっては3時間とか1時間しか働けなかった日がありましたけど、おかげで週7、毎日働かせていただくことができたんです!いや〜これは大きな収入アップになりましたね!
カレー屋さんで皿洗い
僕のサッカー友達にエバァンという少年がいるのですが、彼の家族が近所でインドカレー屋さんをやってるんですよ。「1回ツバサも食べに来なよ。おごるからさぁ!」と言ってくれました。
それで食べに行ってみたのですが、めっちゃめっちゃうまかったですね(๑´ڡ`๑)!やっぱり本場インドのカレーは違いましたわ〜!
食べてた時お店の厨房に大量の皿が洗ってない状態で置いてあるのに気づきました。
ー「I’m just wondering if you need a dishwasher. If so, I can help you a lot. I’m a very skillful dishwasher!」
ー「Really? You know what? That’s exactly what we wanted!」
店のカレーの残り物をいただく代わりに、皿洗いをさせてもらうことになりました。
おかげで食費がかなり減りましたね。しかもこの1ヶ月間ずっとおいしい本場インドカレーが毎日食べられました!
ありがたかったぁ〜マジで!
ランサーズ
ランサーズは「仕事をお願いしたい人(クライアント)」と「仕事をしたい人(ランサー)」をマッチングする日本最大級のクラウドソーシングサービスです。
http://www.lancers.jp/
Webデザイン、HTMLコーティング、ロゴ、記事作成などのお仕事を提供してくれるサービスで、全国のフリーランスを中心に日本で多くの方が利用されています。
数ヶ月前に日本の友達がランサーズのことを教えてくれました。「小遣い稼ぎにすごくいいと思うよ!」と言ってきてくれたんです。
このランサーズでWebデザイン&ライター業務の案件を、土日&平日家に帰ってから深夜までガッツリやりましたね(´Д`)ハァ
入会したばかりだったし、僕のスキルはまだまだすごく低いので、残念ながら低単価案件しかできませんでしたけど..(TдT)
ですが、スキル(コーティング力、Webコンテンツ力)を高めるためのすごくいい練習になりました。クライアントさんとのやりとりも経験することができて、これは本当にいい経験になりましたね!
上記の3つをした結果、この1ヶ月で$2,650という人生最高額を稼ぐことができました。僕のようなとても能力の低い人間が外国でこれだけ稼げたなんてホント奇跡だったと思います。
家のオーナーやエバァンなど、すべては周りの人たちが働く機会を与えてくれたおかげです!
本当に彼らには感謝しております!
この1ヶ月間は超睡眠不足でホント死にそうな日々でした。ティファニー分を稼ぐだけじゃなく、たまたまWenblishのリリース予定月とかぶってしまいましたんで(>_<)。寝る時間がこれほど少なかった1ヶ月は僕の人生で今までなかったです。
でもすべては、
「ティファニーを絶対に手に入れる!そして自分の気持ちの強さを好きな人に証明するんだ!」
という思いのおかげで必死になれました。
みなさん!どんな人でも強い気持ちがあれば外国で1ヶ月$2,650という大金も稼ぐことができるんですよー!
でも予想外の反応…なんで…
そしていよいよやってきたクリスマス当日。
それにしも、まさか僕にクリスマスを恋人と過ごすなんて日がやってくるだなんて…夢にも思わなかったです… ジーン(T-T)カンドウ
「この前ティファニーを見てあれだけ興奮してたんだ!さぞかしめちゃめちゃ喜んでくださるだろうね!」と僕はかなり期待していました。
ところが予想外にも、彼女の反応はかなりテンションの低いものでした。
ー「え!?これをくれるの?大丈夫なの?だってこれお金が」
ー「あっ、大丈夫!この前たまたま会社で特別ボーナスがでたんだよ。いや〜ラッキーでした!」
ー「あっ、そうなの?あ、ありがとう..」
ー「あれ?なんであんま喜んでくれないの?ほしいやつと違ってた?」
ー「いや、うれしいよ。うれしいけど、でもなぁ..これはちょっと..」
ー「あっ、オレべつにこれ盗んだわけじゃないから!ちゃんと買ったやつだから。」
ー「それはわかってるよ!」
なぜ全然喜んでくれないんだ!?
この前ティファニー見た時はめちゃめちゃ興奮してたのに..僕には全くの理解不能でした..
苦労して手に入れた分だけ、それがとてつもなく悲しかったですね…
人生で一番幸せを感じた言葉
悲しい気持ちを引きずってウツになっていたクリスマス翌日。
突然彼女が僕の家までやってきてくれました。
ー「あれ?どうしたの?」
ー「ちょっと渡したいものがあって来た。」
真剣な顔をして、白い封筒を渡してきました。そこにはなんとティファニーと同じ金額分のお金が!
ー「え!?どういうこと、これ!?なんでよ?」
ー「あのネックレス、すごく高かったんでしょう?だからこれ受け取って。お願い!」
ー「いや、もらえないよ。これじゃ自分で買ったことになっちゃうじゃん!」
ー「このネックレス、すごくうれしかったよ。本当にありがとう。でも私はこのお金でツバサが今より少しでもいい暮らしをしてくれた方がもっとうれしいの。だからこれでお肉でも買って食べてよ。」
ー「….ものすっごくうれしいです…かなり。でも、やっぱりもらえないよ。ダメだって、こんなの!情けないよオレ..」
ー「じゃあ、来年のプレゼントに使って。」
ー「いやでも、オレ来年もカナダにいるかどうかわから」
ー「じゃあ私のためにカナダにいてよ!私はずっとツバサと同じ国にいたいです!」
感激しまくりで泣きそうでしたね。てかたぶん泣いてた。こんなありがたいお言葉を言ってくれる人がオレにいるなんて..人生で一番の幸せを感じた瞬間だったと思います。
世界で一番僕を心配してくれているアニキへ
あっ、やべ!なんかめっちゃのろけ話の記事になっちゃってすいません(_ _;)!
あまりにも感動がヤバかったんで、のろけ過ぎてしまいました..ごめんなさい!
いやでも、あの言葉は本当にやば過ぎましたよ!
「ALWAYS 三丁目の夕日」を見た時より感動しました。
ところでですね、
僕がまだカナダにいる唯一の理由が「好きな人がいるから」というのを知って(※詳細)、
・「なんか女々しくない?」
・「仕事でカナダにいるならわかるけど、好きな人がいるからって…ちょっとなんかねぇ…」
・「女の人なら結構いるけど、男ではあんまりいないよねぇ〜。正直ちょっとかっこ悪いなぁ..」
という声を周りからよく聞きます(T_T)
何よりもすごく哀しいのは、僕のアニキに全く理解されていないことです。
「好きな人が同じ国にいるってそこまで大事か?
お前の人生で大事なのは他にもあるだろ!仕事とか生活レベルとか自分の家族とかさぁ。もっと全部を総合的に考えて物事決めろよ!
わりぃ、正直オレはお前が全く理解できない..たった1つの理由で、それ以外のこと全部犠牲にしてカナダにいるなんて..」
アニキさぁ、言ってることは確かにその通りだね..「好きな人がいる」っていう理由1つだけでカナダにいる自分はマジでアホだと思うよ。「てかオレなんでまだここにいるんだろ..かなりアホだよなぁ..」と思うことは正直しょっちゅうあります。
アニキがオレをいつもすごく心配してくれているのは知ってる。カナダに来てからもスカイプでいつもありがたいアドバイスや励ましをくれている。本当に感謝しています!ありがたいです!
オレの将来を誰よりもめちゃめちゃ考えてくれて、そのうえで「日本に早く帰って来い!お前のためだ!」といつも言ってくれる気持ちもわかります。
でもさぁ、アニキ。それでもオレはやっぱり好きな人と同じ国にいたいんだよ。
だってしょうがないんだよ、それぐらい好きなんだから。
ごめん、アニキ。この記事はアニキのためだけに書きました。
「好きな人のためならどんなに必死こいてもお金稼ぐぞ!」ってオレの気持ちの強さをアニキにわかってほしかったです。
どんなに女々しいとか、バカだと言われても、やっぱり好きな人が同じ国にいるっていうのは、オレにとってはものすごく大きいです。
オレは今までの人生でこんなに真剣に100%本気で人を好きになったことは1度もありません。
アニキにはやっぱりまだ全然理解できないかもしれない…
でも、いつかわかってくれるってオレは信じています!
というかアニキにはわかってほしい!!だってオレは、
アニキを昔からすっごく尊敬してるから!!
っていうかさぁ、カナダにいようが日本にいようが別に俺たち一生会えなくなるわけじゃないんだから、あんま大したことじゃなくない?
オレが日本に帰った一緒に酒飲みに行こうよ(^^)!そういえば俺たち1回も飲み行ったことないじゃんか?楽しみにしてるね!!
アニキとビールが飲みたいです!