「海外のオシャレな洋服屋で働いてみたーい!」
女子なら誰もが一度は憧れたことがあるのでは?
僕がカナダに住んでた時、「バナナ・リパブリック」というブランド店がとても有名で、行ったあります。
当時お付き合いしてた女性にプレゼントを買おうと思ったんです。値段を見てすぐに帰りましたが。。(p_q、)
そのとき高級感のある店内で働くオシャレな店員さんたちがめちゃめちゃカッコ良かったです。一流の洋服に一流のスタッフ。アレにはマジで憧れましたわ〜。
現在カナダにワーホリ中の柴田章人さんは、まさにその「バナナ・リパブリック」で働いています。
柴田さんは「スタバ」でも採用が決定し、つい最近仕事が始まったそうです(*゚ο゚)ス、スゲェ!
現地の有名企業2つを掛け持ち。「すごい!」の一言です。
多くの洋服店の中でも、バナナ・リパブリック(通称:バナリパ)は現地でめっちゃ有名でした。
(Photo from http://bananarepublic.gap.com/)
ブランド力があるだけでなく、そのカスタマーサービスが素晴らしいと評判でした。
他のコーチやシャネルといったところにヘッドハンティングされた社員も中にはいるとのこと。
そんなスゴイ有名洋服店で働く柴田さんは、いま何を感じていて、何を学んでいるのでしょうか?
今回はカナダの有名ブランド洋服店で働く日本人へのインタビュー記事。海外のアパレル業界で働いてみたい方は、ぜひ参考にしてくださいね!
Let’s see a Japanese man who works at Banana Republic in Canada!
Advertising
カナダの「バナナ・リパブリック」で働く柴田さんにいろいろ聞いてみたー!
面接で驚いたこと
柴田さんはなんでバナリパで働いてみたいと思ったんですか?
バンクーバーのアパレルとカフェで働く事が日本を出る前の目標でした。いろんなブランドがありますけどバナリパのオシャレで大人なデザインが特に好きなんです。
バンクーバーではファッション通りに位置している大きな店舗なので「あそこで働けたら最高だろうなぁ〜」と漠然と思っていました。
それが本当に実現できたんだからすごいっすよね!
単純に憧れてただけでしたけど、まさか本当に働けることになるとはビックリですよ!ものすごく運が良かったんだと思います(笑)
採用面接がどんな感じだったか聞いてもいいですか?
事前に「面接ではお気に入りのファッションアイテムの持ってきて」とメールをもらいました。「何をするんだろう?」と疑問でしたね〜。
当日は自分含めて10人ぐらいでグループ面接で、現地の人がほとんど。中には語学学校の先生もいましたね。面接官は現在のマネージャーです。
どんなお題がでましたか?
面接ではまず軽くスモールトークをした後、選んだアイテムをもとにプレゼンすることになりました。
そのプレゼンというのは、マネージャーが選んだアイテムからコーディネートを5分で決めてみんなで発表するというものです。
あとすごい驚いたことがありました。 トイレットペーパーを渡されて「好きなだけちぎって」と言われたんです。
みんながちぎり終わった後、「ちぎった枚数だけ自分のfact(真実)を教えてくれ」と。
ほとんどの人は2〜3枚でしたが、僕は訳が分からず10枚ぐらいちぎっちゃいました(笑)
あとで聞くところによると、度胸と即興力、そしてプレゼン力を見てたらしいです。
ユニークでおもしろい面接だなぁ〜(笑) それにしても柴田さん、アンタよく10枚もちぎりましたね!
仕事で大変なこと
今はどんな仕事をメインにやってます?
メインはセールスサポートでお客さんの服を選ぶサポートです。 Fittingへの案内やお客さんの相談にのって服を選んだりします。
「自分の服」として、「彼氏や友達へのギフト」「パーティーや職場への服」などなど、人によって買いに来る目的は様々ですね〜。それによってこちらの提案も当然変わってきます。
たまに店の壁の色を塗り替えたり、新作がきた時の売り場の切り替えを夜中までやったりもしますよ。
ガッツリ英語使いそう!職場では当然英語が中心ですよね?
自分含めて日本人は2人なので、職場ではほぼ100%英語です。
コミュニケーションに関して最初のうちはとても苦労しましたが、最近やっと少しずつ現地の人のクセがつかめてきた感があります。
あっ、でもやっぱりまだまだかなぁ〜。もっとスムーズなやり取りを目指していきたいと思ってます。
お客さんへの「商品説明」ってめっちゃ難しそうですね。
めちゃめちゃ大変です!(笑)
英語もそうですが、商品についてわかりやすく説明することがすごく難しいです。
お客さんが来たときFItting roomでスモールトークして必死に繋いだりするんですが、すごく頭使います。
Boxing dayやBlack Fridayは売り場に入った時は、お客さんの数が戦場に飛び込むようでした(笑)!
ただ単に英語を知ってるだけじゃなくて臨機応変に対応していかなきゃダメだと思いますよ。
間違いなく貴重な体験してますよね〜。英語じゃなくても商品説明はとても難しいですから。
ところで、働いていてどんなときに一番やりがいを感じますか?
接客したお客さんに名前を聞かれることや、握手して別れる時はやりがいを感じますね。
日本はどちらかというと丁寧なルールが決まった接客だと思います。けどこちらはマネージャーの方針もありますが自分で望むような接客をさせて頂けます。
だから接客を評価されたときには自分が評価され喜んでもらえたと強く感じます。
あと、同じ従業員にとても出来る方が多くて、毎日いろいろ学べていることも嬉しいですね。みんな経歴がスゴイんですよ。一緒に働けて光栄です!
学んでいること
お客さんに関して、「日本人とは違うなぁ〜」って感じることありますか?
う〜ん、なんでしょうね〜。
男女で言うと、女性フロアは常に忙しくて、国は違うけどみんな洋服好きなんだなぁ〜とは感じます。男性は落ち着いた感じのオシャレな人が多いですね。
日本人との違いで言うと、日本では服を買うとき店員さんとはあまり頻繁に話すことは無いじゃないですか?店員を避ける人なんかもいると思います。
でもこちらでは、お客さんはみな店員と話すのが好きです。頻繁に意見を求めてきたりしますね。
こっちの店員は、話すのが得意な人や会話好きな人、フレンドリーな人でないと売れないと思いますよ。
へぇ〜。じゃあ働いていて会話力が相当鍛えられてそうですね。
バナリパで柴田さんが一番学んでいると感じることは何ですか?
リアルな英語を学べるのは大きいです。学校で勉強するのと仕事で実際に使うのはやはり違いますから。
最初の頃はただ単に表現を真似ているだけでしたが、徐々に場面に応じた適切な使い方がわかるようになってきました。
あと、服の着こなし方もすごく変わったかなと思います。やっぱりあれだけオシャレな人たちが周りに多いんでね。
お客さんに提案する事も多いので、自分の身なりには気をつけています。そこから買って頂くことも多々あるのでやっぱり大事かなとも思うんです。
なるほどね~。
最後に聞きたいのですが、柴田さんみたいに海外の有名現地企業で働きたい人に対して、どんなアドバイスを送りますか?
僕の場合はたまたま幸運が重なって働けていますが、やっぱりそれまでの経験が重要な気がします。
同じ職種・業種での経験があるならそれに越したことないですよね。
こちらは英語環境で働きたいと思っていても、マネージャーの立場から言えば働ける期間に制約のある人を採用するメリットがないんです。
だから英語はベースで次に何が出来るか、つまり「自分と働くメリット」を彼らに提示していく必要があると思うんです。
結局大事になってくるのは、「一緒に働きたい」と思わせる事です。自分はそれができたから採用されたと思ってます。
そのために面接では、「何がここで出来るか」を必ず明確して、自信をもって挑戦してもらいたいですね!
さいごに: 一番身につくのは自信!
「バナナ・リパブリック」 と「スタバ」といえば、カナダでは有名中の有名企業。
どちらにも共通してるのは、高級感があって店員さんのレベルが高いこと。
その2つで働いている柴田さんは相当鍛えられているに違いないでしょう。
まさに「カナダで働いてる!」っ感じ。カナダでワーホリする人たちの華ですわ〜。
インタビューの中で柴田さんは 「めちゃめちゃ大変です!」と語っていましたが、僕にはとてもイキイキしてるように見えました。
そして、毎日の仕事で外国人に堂々と商品説明する中で身につくのは、単純に英語力だけじゃなく、大きな自信ではないかと話していて強く感じました。
彼が経験していることは、間違いなくあとあと大きな財産になるでしょう。
海外で働くことで、あなたも“大きな自信”が得られるかもしれませんね(^^)!
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