このブログって意外と学生さんが多く見るようなんです。
特に最近ですが、学生の方からのご意見やご感想が多く来るようになってきました。
(なぜかは全くの不明!(?_?)ナゼダ? 全く学生向けのブログじゃないのにー!)
のび太さん、どうもはじめまして!
突然のメッセージ失礼します、僕はいま仙台に住んでいる高校3年生です。いつもブログ楽しく読ませていただいています!
(〜省略〜)
実は僕も起業したいと昔からずっと思っています。のび太さんが起業しているのをみて、最近ますます自分も起業したくなりました。
周囲には「まずは大学にいってから!」と言われます。でも今すぐにでも起業したい気持ちが強いんですよね。
のび太さんはどう思いますか? やはり大学には行くべきだと思いますかね?
(〜省略〜)
仙台市在住 S.Aさんより
※S.Aさんからは、いただいたメッセージをご紹介する許可OKをいただいております。
結論から言うと、
「“絶対に”大学には行かないほうがいい!」というのが個人的意見です。
これを聞いてあなたは意外に思うでしょうね。
「なんでそこまで強く断言できるの?(・ ・?)」と。
- Appleのスティーブ・ジョブ
- Microsoftのビル・ゲーツ
- Facebookのマーク・ザッカーバーグ
- livedoorのホリエモンetc
有名な起業家たちが、みな大学を途中でやめているのは、決して偶然ではありません。大学を辞めたからこそ彼らは成功できたのかもしれません。
実際、僕は起業してから「大学に行ったことがプラスになった」ということは一度もありません。むしろマイナスに働いたことの方が多いです。
今回は起業したいS.Aさんのご質問にお答えして、大学に行ってはいけない理由を4つをお伝えします。
S.Aさん!専門学校ならOKです!
でも“大学だけ”は絶対にやめておけ〜!!
Why shouldn’t you go to university if you want to start your own business??(´∵`)??
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1. 邪魔なプライドができる
大学へ行くと、「他の人よりも優遇が良くなきゃヤダ!」というプライドがでてきます。一流大学出身の人は特にそうです。
- 「小さい会社に入るなんてありえない!」
- 「道路工事やレストランの店員になるなんてありえない!」
大学に行った人は自分が他人にどう見られるかを非常に気にします。
世間の目や周りの評判などから、ステータスの低い自分が「恥ずかしい!」と感じてしまうのです。
- 「あいつ、大学に行ったくせにあんな小さな会社入ったのか〜」
- 「えっ?大学いったくせにレストランの店員になったの?」
もちろんほとんどの人は上記のような偏見もっていません。しかし、無意識のうちに周りがそう考えていると大卒者は思い込んでしまうのです。
ステータスが低く見られるのが嫌だからこそ、大学に行った人は大企業に行きたがります。
中小企業に入って「きつい仕事をやらされる」「待遇が悪い」のが耐えられません。そしてより安定志向になっていきます。
起業には「オレは大学に行った!」なんてプライドは邪魔でしかありません。
- 周りの評判・自分の境遇を気にする
- 安定第一主義
上記の考えが少しでもあったら起業は絶対に成功できません。
もしあなたが高卒で起業したら、大学に行った人がもつムダなプライドは一切ありません。
どんな境遇でも、周りからどんなふうに見られても気になりません。
また、高卒で起業した人は、「大学にいったやつにオレは負けない!」という反骨精神から、一生懸命がんばれる人がとても多いです。
彼らはみな安定志向ではなく、チャレンジ精神に満ち溢れています。
2. 出遅れスタートになる
- Aさん:高校卒業後、大学に行ってから起業
- Bさん:高校卒業後、すぐに起業
AさんとBさんは全く同じ業種・分野の仕事で2人とも起業したとしましょう。高校卒業時点で2人の能力、周りの環境、持っていた資金なども全く同じだったとします。
どちらが起業家として成功できる可能性が高いでしょうか?
もちろんBさんに決まっています。
ビジネスではどの分野でも「どれだけ過去に『経験』を積んだか?」が大きく影響します。お客さんの信用にかなり影響します。
大学で机上の理論を学ぶよりも、実際の現場で生のビジネスを体感した経験の方が100倍有益です。
ビジネスに完璧な正解なんてありません。経営に関する教科書に書かれていることをそのままやっても成功するわけがありません。だからこそ『経験』が大事なんです!
もし大学に行ってしまった場合、あなたは4年も出遅れスタートになってしまいます。
その4年間で高卒起業家たちは、現場のビジネスで数多くの貴重な失敗を経験する。彼らとの経験値の差は開いていきます。
起業で一番重要なのは『経験』だからこそ、高卒で仕事を始めてフライングスタートした人の方が絶対に成功しやすいです。
3. 究極のぬるま湯
大学ほど「楽できる場所」はこの世にありません。まさに究極のぬるま湯。
4年も「ぬるま湯」につかっていたら、卒業後に厳しい社会に放り込まれた時には、「フカフカのベット」からいきなり「硬いマットレス」で寝ることになったような感覚を味わうでしょう。
みなさんご存知の通り、日本の大学は入るのは難しいですが、出るのは超簡単です。99%の生徒が簡単に卒業単位を取得できます。
大学時代、僕の同期で、4年間ずっと週に2日だけしか来てなかったにも関わらず、卒業できちゃった人がいました。
彼はほとんどの授業で友達に代筆を頼んで出席日数を獲得し、レポート・課題はいつも友達の丸写し。
そいつが大学に来ないで何をやっていたかというと、サークルや合コン、コンパ、ナンパ、パチコンなどなど、まるでフリーターのような生活。
これ以上ない天国生活です。
しかしその時は楽できていいかもしれませんが、何も努力しなかった分、あとで彼は必ず苦労することになります。
アリとキリギリスの話しのように、人生は先に楽したら、必ずあとで大変な思いをします。
あなたはアリとキリギリス、どちらの人生を送りたいですか?
僕は間違いなくアリさんのような人生を選びたいです。
なぜなら、人間は年をとってからの苦労の方がつらく感じやすいからです。
- 17才のときに新聞配達
- 37才のときに新聞配達
あなたはどちらの方が「辛い!」と感じるでしょうか?
明らかに37才のときの新聞配達だと思います。
体力的な辛さではなく、精神面の辛さが大きいです。
37才ともなれば周囲の目が気になって、多少なりともプライドがでてきます。
でも17才ではプライドなど何もありません。新聞配達をやることになんらためらいは感じません。
アリとキリギリスの話は、大卒起業家と高卒起業家にも当てはまります。
もしあなたがキリギリスではなく、アリのような人生を送りたいならば、大学というぬるま湯には絶対に行ってはいけない!
まだ若いうちに厳しいビジネスの世界へ飛び込んで、苦しい思いを先に経験しておきましょう!
4. 莫大なお金をドブに捨てる行為
大学に入るためにかかる費用はとてつもなく莫大です。
- 国立大学なら100〜300万円 / 4年
- 私立大学なら400〜700万円 / 4年
めちゃめちゃ大金… ( ̄O ̄;)
「どんだけ『うまい棒』買えんだよ!」って話です。
それだけの大金払う価値が、はたして大学にあるでしょうか?
誰でも簡単に卒業単位を取得でき、合コンやサークルで遊び放題のぬるま湯生活に、何百万もの大金を費やすなんてバカバカしいと思いませんか?
もしあなたが「自分で稼いだお金」を使うんだったら、別にOKだと思います。あなたは自分の好き勝手に使う権利がある。
でも、親が汗水たらして必死に稼いだお金ですよ? 罪悪感を抱きませんか?
大学に行くということは、親が一生懸命貯めた貴重なお金をドブに捨てる行為と同等です。
高卒で起業して厳しいビジネスの世界に飛び込み、より成長できる環境の方が、よっぽど大金を払う価値があると思います。
楽できる環境に大金を払う価値などありません。
苦しくて大変な思いをする環境の方が、起業したい人にとっては有益なんです!
じゃあどんな人が大学に行くべきなの?
いかに大学に行く意味がないかを力説してきました(_ _;)
ですが、「全ての人が大学に行くべきじゃない!」と言っているわけではありません。行った方がいい人もいます。
1. なりたい職業に「大学卒業」が必要な人
大卒であることが必須の仕事ってありますよね?
- 学校の先生
- 国家公務員(キャリア組)
- 医者etc
大卒であることが条件である場合は、残念ながら大学に行くしかありません。まぁこれはしゃあないですわ。。
2. 学者、博士、科学者、大学教授になりたい人
大学は起業家に必要な「稼ぐ力」は鍛えることができませんが、1つの学問をトコトン追求したい人にとっては最適な場所。
心理学者、科学研究者、物理学者、生物学者、歴史学者などになりたい人はぜひとも大学に行くべきでしょう。
3. 大企業で働きたい人
日本もだいぶ学歴社会が薄れてきたとはいえ、一部の企業ではいまだに学歴が重視されています。
特に大企業では応募条件を見ると「四年制大学卒」と書かれているところがまだ結構多いです。
ゆえに、どうしても大企業で働きたい人は大学に行ったほうがいいかもしれません。
しかし、あくまで「入れる確率が少しだけ高まる」というだけです。もちろん100%入社できる保証はありません。
ソニーや松下電器などの有名企業に入れるのは、大卒でもほんのひと握りだけです。宝くじを引くようなもんです。
しかも、大企業に入ったからといって一生安心というわけではない時代になってきています。
不景気などが原因で、大きな会社でもバッサバッサとリストラが頻発している現状が今の日本にはあります。
4. 恋人がほしい人
実は僕が大学に行った一番の理由はこれでした。。
「女子大生と合コンしたかったから大学に行った」
なんてウチの親が知ったら、間違いなくぶっ殺されるだろうなぁ〜m(__)m
僕が高3のときに、「オレンジデイズ」ってドラマが流行ってました。それを見て「大学生ってこんなに青春できるのか〜!行きた〜い!!」って思っちゃいました。
(あのドラマのせいで僕は大学にいってしまった…(T_T) )
社会人になると、忙しくてなかなか出会いのチャンスがない人が多いですが、大学生は比較的時間に余裕がある人が多く、サークルや合コンがすごく活発。
出会いが多くなる分、恋人をゲットできる可能性は高いと思います。
ただし、どんなに出会いがあっても「モテないやつは、やっぱりモテない」の現実でした…(p_q、)僕は大学時代ゼンゼンモテず、イケてない男子として4年間過ごしました。。
どうでしょう、S.Aさん?
少しは参考になりましたかね?
(結構長い説明になっちゃってごめんね〜m(__)m 目疲れったしょ〜?)
最後に、
今回話したのはあくまで僕の個人的な意見であって、それを押し付けるつもりは全くありませんので。
行く行かないの最終的な判断は、自分自身で決めてください。
(オレの意見をガン無視して「大学に行く」という選択をとっても全然OKー!(^^))
矛盾しているようですけど、僕は大学に行ったこと自体は全然後悔してません。
大好きなサッカーを思いっきり全力でやれたのは今でも最高の思い出です。
それに大学に行かなければ出会えなかった人たちも大勢います。そういう意味じゃ、やっぱり行って良かったかもしれないと思ってます。
起業家にとって、「大学に行くという選択」は間違いなく不利になってしまいます。。
しかし、大学に行っても成功できる人がいるということを僕はいつか証明したいと思っています!
大学で4年間もぬるま湯につかったぶん、これから先の人生では遅れを取り戻せるよう休まず全力疾走で頑張っていきたいと思いまーす!!
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