「“留学経験”ってどんなふうにアピールすればいいの?」
留学後の就活を控えている方なら誰もが気になることだと思います。
ひと昔前では、海外に行く人は本当にごくわずか。「わたし、留学したんですけどー!」って言うだけで、面接では大いにアピールできたでしょう。
でも今や留学は、ゼンゼン珍しいことじゃありません。
おそらくどこの大学でも、2割ぐらいの生徒さんは留学を経験してるんじゃないでしょうか?
多くの人たちが留学に行くようになった時代(=「留学した」という事実だけでは差別化できない時代)だからこそ、「留学経験のアピール方法」に困る人たちが増えているわけです。
留学中に経験することは本当に様々なので、「その中でどの経験をピックアップすべきか?」また、「どのような伝え方が効果的か?」は、もちろん人によって異なります。
応募する会社や職種によっても効果的なアピール方法は変わってくるでしょう。
しかし、「留学した人なら“ココ”は絶対にアピールしなきゃダメっしょ!」っていうことが3つあるんですよ。
留学後の就活でアピール方法に困っている方は、ぜひ参考にしてください!
How should you tell your “Studying Abroad Experience” well, to get a job in Japan??(´∵`)??
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1. 文化の異なる人たちと信頼関係を築いた経験
外国には様々な人たちが住んでいます。言葉だけでなく、文化、思想、習慣などが大きく異なる人たちとの出会いがあります。
特に移民国家カナダには本当にいろいろな人種がいましたね〜。(ex.中国人、韓国人、フィリピン人、ドイツ人、イギリス人etc) めちゃめちゃ多国籍国家でしたー!
彼らと同じ授業を受けたり、一緒に生活したりする中で、文化・考え方の違いで衝突したり、困惑したりする経験は誰もがあるはず。
それでも諦めずにコミュニケーションを図り、お互いを理解し合って良い人間関係を築けた経験は、就活では大いにアピールできます。
エピソード例
授業のグループディスカッションで異なる国籍の人たちとプレゼンテーションをすることになりました。最初はバラバラの意見がぶつかりまとまりませんでした。。
しかし、1人1人のメンバーの意見を真摯に聞き入れ、共通点を見出した結果、最終的にはプレゼンが大成功しました!
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どんな価値観・考え方をもつ人でも、うまくやっていける能力は非常に好印象です。どんな会社でも間違いなく求められる人材です!
仕事をしていく上では、様々な価値観・年代の人たちとうまく付き合っていかなければなりません。
同じ日本人であっても全く考え方の違う人は当然いるだろうし、日本の会社ならば特に協調性やコミュニケーション能力は必要とされます。
留学経験によって「全く考え方の異なる人たちと、良好な人間関係を築くことができる能力を身につけた」というエピソードは、「コイツなら誰とでもうまく仕事がやっていけるだろう」という印象に繋がるかもしれません。
2. 困難な状況を“積極的な行動”で乗り越えた経験
留学では困ることだらけです。
- 「授業で先生の英語に全然ついていけない。。」
- 「ルームメイトがうるさくて眠れない。。」
- 「パスポートを盗まれた。。」etc
実際、僕はカナダ留学中には予想外のことが連発でした!(TдT)
(ex.「チャリを盗まれる」「泥棒に入られる」「告白が成功する」etc)
留学中には困難な出来事が避けられませんが、それらを自発的な行動により解決した経験は大いにアピールできます。
エピソード例
留学中、授業の英語に最初は全くついていけませんでした。言っていることが全くのチンプンカンプン、宇宙語に聞こえました。。
そこで授業を録音したものを家に帰ってから3回以上に聞いて、聞き取れなかった単語はすべてハッキリさせるようにしました。
また、授業後に担当の先生のところへ行き、わからなかった点や、もっとゆっくり話してほしかった点を必ず伝えるようにしました。
最終的には先生の言っていることが9割は理解できるようになり、クラスでは1番の成績でひとつ上のクラスに進むことができました。
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いざ入社し仕事が始まると、想定していないことは頻繁に起きます。「あぁ〜どうしよう〜??どうすればいいの! せんぱ〜い!!(TOT)」って時が必ずやってきます。
そんなときに“自ら行動”を起こし、解決に導く力がある人を企業はぜひとも雇いたいです。
困ったことがあったからといって、採用した社員にすぐに辞められてはイヤです!人件費がとてもムダになってしまう。。
そのため人事担当者が必ずチェックするのは、「コイツは困難な状況にぶつかっても、あきらめずに乗り越える力があるか?」という点だと思います。
【留学した人へ】
あなたの留学中に困ったこと・トラブルが多くあったと思います。その状況を一体どうやって切り抜けたのかを、ぜひ紙に書いてみましょう!
3. 努力による成長の“目に見える”結果
留学中に自分が「成長した」と感じる人は多いと思います。
その成長度が具体的な数値などで示せるものであれば、ぜひ伝えていきましょう!
例えば、
- 1年間でTOEICが400点から800点にアップ
- 留学中に通訳の資格を取得
- 今すぐ英語のプレゼンができるようになったことetc
いくら成長を実感できても、それを人に納得できるように伝えなければ意味がありません。
- 「コミュニケーション能力が上がった!」
- 「英語がうまく話せるようになった!」
- 「いろいろな価値観が理解できるようになった!」etc
上記のようなセリフを面接でいくら言っても、人事担当者はいまいちピンときません。。
「じゃあそれを証明できるかな?」と聞き返されたとしたら、自信をもって言える返答がありますか?
成長を証明するものが「TOEICの点数」なのか、「資格」なのか、「流暢な英語でプレゼンできること」なのか。それは人それぞれです。
とにかく僕が言いたいのは、
留学中に何か目に見える結果があると強いということ。
誰もがひと目で「おっ!あんた、めっちゃ頑張ったんだな!」と言えるような“結果”がほしいです。
企業はあなたが会社に入ってからの「伸びしろ」に一番期待しています。
入社当初は当然わからないことだらけで、使えないのは覚悟しています。
それでもその後にしっかり成長して会社に貢献することができれば、人件費が全然ムダになりません。
【留学した人へ】
留学中にあなたがどんな成長を遂げたのか、そしてそれをどのようにして人に証明できるかを明確にしようぜ!
さいごに:“頑張った”留学なら決してムダにならない!
- 「留学しても就職が有利にならなかったらどうしよう….」
- 「大金が無駄になってしまうかも…」etc
多額の費用と貴重な時間がムダに終わってしまうのではないかと、留学前は誰もが不安になるのではないでしょうか?
確かに留学がムダに終わってしまう人もいます。
日本人とばかり絡み、英語の勉強はロクにせず、留学生仲間と毎日パーティーざんまいの日々。
気づいたらあっという間に1年経っていて、英語力はもちろん何の人脈・技術なども身についていない状態。。
留学で必死に頑張る予定が、ただ遊びまくって終わったというケースはよくあります。
「もっと頑張っておけば。。」と後悔している方を僕は実際に何人も見てきました。
留学中では誘惑がかなり多いです。場所によっては、日本にいるよりも遊んでしまう(怠けてしまう)環境です。
そんな環境に負けず、自分の目標に向かって頑張った留学なら、絶対にムダにはなりません!
留学中は困難な状況が多いからこそ、“自分自身の行動”によって乗り越えた経験は必ず将来の糧になります。
会社に入ったらお金をもらう以上、困ったことがあっても甘えは一切許されません。あなたの“自発的な行動”で解決するしかありません。
“頑張った”留学であれば、その力を自然と身につけることができるでしょう!!