「のび太さん、オレでも海外で起業できますかね?」
先日そんなご質問をいただきました。
もちろんできると思いますが、やっていけるかどうかはわかりません。。僕は海外で起業したことがないですから。
きっと海外には日本とは違った大変さがあるでしょうね〜。
ただ、僕が以前住んでいたバンクーバーの日本人たちを見ていると、海外起業なんて簡単にできちゃうと思ってしまいます。
雇われるのではなく、自分の商売でメシ食っている人たちがとても多くいましたから。
彼らの中には、“複数”のビジネスを展開しているすごい方もいらっしゃいました。
バンクーバー在住の猪田雅公さんもその1人。
猪田さんが現在されているビジネスは、
- 引越し屋さん(QIC)
- 中古家具屋さん(QIC Furniture)
1つのビジネスをやっていくだけでも大変なのに(´Д`)ハァ、3つもやっていくなんて僕には信じられません!
さぞかし海外での会社経営について、すごく詳しいんじゃないかと思いましたね。
「これから海外で起業してみたい方のために、すごく参考になる意見が聞けそう!」ってことで、いろいろ聞いてみちゃいましたー(^^)!
これから海外で起業してみたい方は、3つのビジネスを展開する猪田さんの意見をぜひ参考に!
Let’s see a Japanese man who is doing multiple businesses in Canada!
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【目次】
- 1. カナダ起業したキッカケ
- 2. 起業当初はもう散々で…
- 3. 複数のビジネスをやっていくコツ
- 4. ブログを始めたキッカケ
- 5. これから海外で起業してみたい人へ!
- さいごに:インタビュー後記
カナダで複数のビジネスされている猪田さんにいろいろ聞いてみたー!
1. カナダで起業したキッカケ
猪田さんはなんでカナダで起業することになったんですか?
もともとカナダにはスキーをするために来たんです。別に起業しようとか全然思ってなかったです。
でもバンクーバーで時を過ごすなかで「ここって居心地いいなぁ」と思うようになって、ずっと住みたいと感じました。
それで何か仕事しなきゃってなったんだけど、英語が話せない僕を雇ってくれる会社なんて絶対にないと思った(笑)。だったら自分で事業を始めるしかないなと。
不安じゃなかったですか?海外で起業するって。
不思議とそんなに不安じゃなかったです。自分が「やる!」と決めたことは、とにかく一生懸命やっていくしかないと思ってたので。
むしろワクワクしてたかもしれません。
2. 起業当初はもう散々で….
起業したばかりの頃はどうでしたか?
めちゃめちゃ大変でした。自分で仕事を作り出すのがこんなに難しいことだとは。。
僕は最初に貿易会社を始めました。カナダのメーカーで日本に売れるものを探し、それを日本に持って行って買ってくれる会社を探すというビジネス。
かなり無謀なことするなと思ったでしょ?(笑)
いやいや、すごいですよ! 実際やってみてどうでしたか?
ヘコむことばっかりでした(笑) 商品を送ったけど入金してもらえなかったり、仕入れするために送金したけど商品が届かなかったりして、もう散々でした..
ホントに失敗の連続。何度も辞めたいと思いましたね。
でも今振り返ってみると、たくさんの失敗があったからこそ段々わかってきたことが多くあります。
大変なことがいっぱいあったけど、すべては将来のための学習だったのかなって思ってます。
そして何よりもお客さんからの「ありがとう」がたまらなく嬉しくてしょうがなかったです。
その喜びが大きいからこそ、これまで辞めずに続けてこれたのかもしれないね。
3. 複数のビジネスをやっていくコツ
猪田さんは3つもビジネスされてるなんてすごいですよね〜。僕は1つだけでイッパイ・イッパイです!
飽きっぽくて1つのことだけしてるのが退屈なのかもしれない(笑)
同時にいろいろなことを考えたり、したりするのが好きなだけだと思います。
いろんなビジネスを同時でやっていくコツみたいなものってありますか?
まず、あえて複数の商売をする必要はないよね(笑) 本当は1つに集中したほうがいいのかもしれません。
ただ何かやっていると、「あっ、これは他のことにも活かせるよなぁ」ってことが結構でてきます。売っているものは違くても、他に応用していけることがたくさんあります。
引っ越し屋でうまくいったことは中古家具屋でもやってみる。中古家具屋でうまくいったことは日本食品店でもやってみる。そういうふうに、1つがうまく行けば相乗効果で他のビジネスにも効いてくることはよくありますね。
いろんなビジネスをやっていると、広い視野で物事を考えられるから、1つに絞るより柔軟に対応していけるかもしれない。
4. ブログを始めたキッカケ
猪田さん、ブログをよく更新されてますよね〜。ほぼ毎日やってるんじゃないですか?
いえいえー。 ところで始めたキッカケってなんでしたか?
自分がどんな仕事をしているのか少しでも多くの人に知ってもらいたいというのがキッカケ。
ただ、長く住んでいるうちに自分ではもう当たり前になっていることでも、バンクーバーに来たばかりの人やこれから仕事を始めようとする人には参考になることもあるだろうなぁと思ってきました。
だから今では、自分のビジネスの紹介だけじゃなくて、自身の経験やノウハウなんかもどんどん書いていってます。
バンクーバーにすごく精通されているのがわかりますよ。“抜け道シリーズ”とか「よくここまで知ってるなぁ〜」って思いますもん。
長く住んでいて、色々ビジネスやってきたからこそわかったことばかりだね。いつも読んでくださっている方もいるんで、本当にありがたい限り。
これからもバンクーバーでの実体験や自分の考えを積極的に伝えていって、1人でも多くの方に役立てていただければいいなと思ってます。
5. 海外で起業したい人へ!
これから海外で起業してみたい人へどんなアドバイスを送りたいですか?
1にも、2にも、体力が重要だと思います(笑) 自分のビジネスをやっていくのは、ホントにしんどいですから。
あとは「とにかくまずは始めてみることが大事」ってこと。
夢を見て生きるって素晴らしい事じゃないですか?でも僕が思うのは、目標に向かって何かをスタートすることが自体がそもそもすでに夢の始まりじゃないかってこと。
何が起こるか全く予想できないけど、チャレンジしている間が夢の実現そのものだと感じますね。
僕にとって海外で起業することは、すごく冒険心をくすぐられる夢でした。何もなかったですけど、とにかくやってみたかったです。
起業したいと思ってるなら、とくかくまずは始めてみてほしいです!やってみないとわからないこと、やっていくうちに学んでいくことがたくさんあるから。
おっしゃるとおりだと思います!僕にとって起業は「これで本当の人生がやっとスタートした」って感じです。
あぁ〜、僕もそんなふうに思ってたかもしれない。
準備はとても大切だし、先が見えないとすごく不安。でも、最初の1歩踏み出せないと、永遠に踏み出せないからね。
先が見えないと心配ですけど、その分ワクワクしますしね。
そう!これからの人生が本当に楽しみになる。
翼くん、これから先の“起業人生”、お互い成長していこうね!
さいごに:インタビュー後記
「まずは始めてみることが大事!」
その通りです。「起業」って優秀な人だけがやっていいものだと思ってる人が多いですが、そんなことはないです。
むしろ、優秀な人になるために起業するのかもしれません。
大事なのは起業した後。失敗を通して学んでいき、どれだけ成長していけるかが勝負です。
もちろん失敗したことだけじゃなくて、「自分が見たこと・聞いたこと・出会った人・うまくいったこと」などなど、すべての経験を応用し、ビジネスに生かしていく姿勢が起業では大事だと思います!
猪田さんのブログ「バンクーバーで起業したけど、なにか質問ある?」
長年バンクーバーに住んでいる猪田さんが、バンクーバーの抜け道やトリビアなどたくさんの貴重な情報を伝えています。
バンクーバーでの生活・仕事に興味がある方にはぜひとも読んでいただきたいブログです。
ブログ名でも言ってますが(笑)、バンクーバーで起業した人にいろいろ聞いてみたい方は、ぜひ猪田さんに質問してみるといいんじゃないでしょうかね?