「海外で自分のお店をオープンしてみたい!」
そんなふうに思っている方は多いでしょう。
海外就職したいならどこかの企業に雇われるよりも、自分でビジネスを立ち上げるほうが明らかに簡単です。
もし何か特別スキルをもっているなら、個人的には起業しちゃったほうが早いと思ってます。
ただもちろん、異国の地でゼロから立ち上げた会社が生き残り続けるのは、めちゃめちゃ難しいというのは事実。
相当な努力と成長の継続が必要なのは言うまでもありません。
海外の中でも特にバンクーバー・ダウンタウンは、店舗ビジネスが超激戦区です!
僕は約2年間住んでいましたが、飲食店・小売店などが次々と変わっていくのが印象的でした。
最近オープンしたと思ったお寿司屋さんが、「3ヶ月後には別の店になっていた」なんてこと日常茶飯事。
生き残っていたのはチェーン店、もしくは、かなり人気・実力のある飲食店ぐらいだった気がします。
そんな店舗ビジネス超激戦区のバンクーバーで起業した、勇気ある日本人女性が神保友恵さん。
神保さんは約1年前バンクーバー・ダウンタウンにヘッドマッサージ専門店「RAKU」をオープン。
初めて会ったときから「この人、しっかりしてそうだなぁ〜」という感じで、バリバリ仕事できそうな雰囲気全開でしたね。
かっこいいです!!
今回の記事は、これから海外で自分のお店をもってみたい女性のために書きました。
実際に海外で起業した日本人女性が、「どんな気持ちで起業したのかな?(・ ・?)」「実際はどんな嬉しい事があるんだろ?」などが、気になっている方は多いと思います。
少しでも参考になれば幸いです!
Let’s see a Japanese woman who started her own business in Canada!
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【目次】
- 1. カナダに行ったキッカケ
- 2. 紙にやりたくないことを書いてみたら..
- 3. 起業する前はどんな気持ち?
- 4. 起業して実感したこと
- 5. どんな気持ちで働いてますか?
- 6. 起業してみたいと思っている女性へ
- さいごに:インタビュー後記
カナダで起業した神保さんにいろいろ聞いてみたー!
1. カナダに行ったキッカケ
神保さんって、そもそも何でカナダに行こうと思ったんですか?
昔から英語の授業は嫌いだったけど、生の英語を聴いたりペラペラ英語を話してる人をみるとすごくワクワクして。単純に「海外で暮らしてみたいなぁ〜」という思いがありましたね。
大学4年で「よし、就職活動!」となったときに、自分が行きたい会社の倍率はハンパなく高くて。。これは無理だと思って就職から留学に方向転換しました。
へぇ〜、就職が無理だと思ったから留学を選んだんですね。いい方向転換だと思います(笑)!
昔からプレッシャーには弱いんで、就活で競争みたいなことはちょっと。。それより自分がずっとやりたかったことをしようと思いました。
カナダを選んだのは聴き取りやすい英語だし、ワーホリが使えたからでした。
2. 紙にやりたくないことを書いていったら..
起業しようと思ったキッカケはなんだったんですか?
それまでバンクーバーの飲食店で働いていたのですが、自分のやりたいことがわからなくなってきました。
楽しかったんですけど、「これって本当に私のやりたいことなのかな?」って。
ちょうどそのとき読んでいた本に、「やりたいことがわからなくなったら、“やりたくないこと”を紙に書き出してみるといい」と載ってたんです。
それで書いてみたらどうなりました?
20個ぐらい出てきました。「日曜日に明日が憂鬱になりたくない」とか「自分の意見が上に届かない職場はイヤ」とか「誰かに喜んでもらえない仕事はしたくない」とか書いてましたね。
それでよく考えてみたら、誰かに私は人にアレコレ言われてやるよりも、自分で仕事を考えてやっていくほうが性に合っているかなと思ったんです。
なるほどね〜。そんなふうに感じている人は多いでしょうね。
でも本当に実行する人は実際ごくわずかと思います。だから神保さん、あんたスゴイよ!
3. 起業する前はどんな気持ち?
起業する前ってやっぱり不安でしたよね?
いや、それがそんなに心配してなかったんですよね。ネガティブな方向に意識を向けると潰れてしまうタイプなので、起業前に不安なこととは全く頭に置かないようにしてましたから。
しばらくは誰も雇わず私1人でやっていくつもりだったので、リスクはそこまで大きくないと思ってましたし。無理のない範囲から始めたのでプレッシャーも少なかったと思います。
強いなぁ〜。僕の場合、起業前はかなりガチガチに心配しまくっていましたよ。
ただ私は楽観的すぎたかもしれません。広告とか宣伝はほとんどせずにオープンしちゃったんで、始めの1週間は誰もお客さんが来なかったんです。 かなり焦りました(笑)!
そりゃ焦るわ!(笑)
「このままじゃ潰れる!」と思いました(笑)
ただ店をオープンしてからもやらなきゃいけないことがどんどん出てきて、不安になっている余裕なんて全くなかったですね。
何をしたらいいかを考えていれば、自然と心配な気持ちなんてなくなると思いますよ。
神保さんの友達や家族は応援してくれましたか?
すごく応援してくれました。
起業する前、周りの友達に「やってみようかなぁ〜」って軽い気持ちで言ってみたんです。そしたらみんなポジティブに応援してくれて。
「言っちゃったからにはもう後にひけない!」と思って、引き返す選択肢がなくなったのが逆に良かったです(笑)
あと、今の旦那に「婚約指輪を買うけど、どれがいいか選んでくれる?」って言われた時に、「指輪はいいからお店の資金に当てたい!」と言ったんです。
そしたら、「その方がいい使い道だね!」と言ってくれました。すごく感謝してます。
めっちゃいい旦那さんですね!!
4. 起業して実感したこと
実際に起業してみて、どんな時に一番うれしいと感じますか?
お客様が帰るときに時に、来た時よりもリラックスしていて笑顔になっているのを見ると、すごくうれしくなりますね。
「ありがとう!」と声をかけてくださったときは、「幸せだなぁ〜」って実感します。
その気持ちわかります!お客さんに言ってもらう「ありがとう」は、起業してからの方が100倍うれしいと感じました。
たしかにそうですね! 起業したら大変なことも多いけど、自分が役に立ったときのやりがいはすごく大きいものがあります。
それにしてもバンクーバー・ダウンタウンって、お店の競争がすごく激しいですよね〜。
そうなんです。入れ替わりが早くて生き残っていくのは大変ですよ。
神保さんのお店の“強み”ってなんだと思いますか?
実は私のお店が、バンクーバーで唯一の“頭”専門のマッサージ店なんです。というかカナダでも唯一です。
バンクーバーにはボディマッサージを提供してるお店はたくさんありますけど、頭だけをじっくりとマッサージしてくれるところは1つもないです。
実際、「頭のマッサージが必要な時はここ!」と言って皆さん来てくださいますね。
あと、自分自身のお店なので、お客様のためになるだろうと少しでも思ったことは、どんどん積極的に取り入れてます。
毎日改善していって、もっともっと良いサービスを提供していきたいんです!
5. どんな気持ちで働いてますか?
神保さんは起業してから、どんな気持ちで働いていますか?
私は頑張っている人たちのサポーター役だと思っています。 たとえて言うなら、山の途中にあるお茶屋さんみたいな存在。
「さぁ頑張ろう!」って意気込んで登っていても中間地点ぐらいになると、疲れてきて「もうやめようかなぁ。。」って思っちゃう時ありますよね?
そんな時にお茶屋さんで、温かいお茶とお団子を食べてちょっと休んだら、すごくリフレッシュできます。「よし、頑張るぞ〜!」って気になると思うんです。
なりますね〜、僕は特に「あんこ」のお団子が好きです!(๑´ڡ`๑)
…私のお店にお団子は置いていませんが(笑)、、
脳が元気になる心を込めたマッサージを1人1人のお客様にさせてもらって、人生の登山で疲れた方が、少しでも元気なってくれたらすごく嬉しいです。
6. 起業してみたいと思っている女性へ
海外で起業してみたい女性は多いですが、神保さんはどんなアドバイスを送りたいですか?
「やってみたい!」と思っているならぜひトライしてくださいと。
周りから「無理だよ」とか「難しいでしょ」とか言われても、自分の気持ちを大事にしてほしいです。私自身、全く自信がなかったですが、やってみて本当に良かったと思ってます。
でも、起業することは決してゴールじゃなくて、そこからが本当のスタートだということを忘れないでほしいです。
起業してラッキーで成功している会社なんて1つもありません。あぐらをかいて何もせずその場で立ち止まっていると、すぐに悪い結果が返ってきますから。
まさにそう感じます!起業してからのほうが大変なことはずっと多いですよね〜。
ですよね〜。
ただ、大変なこともすごく多いけど「やりたい!」と思ったら、やっぱりチャレンジしたほうがいいと思います。
たとえうまくいかなかったとしても、人生の貴重な経験値として必ず次へのステップになりますから!
さいごに:インタビュー後記
今回いろいろ聞いてみて単純に感じたのは、「すごくカッコいい女性だなぁ〜」ということ。なんかとてもキラキラした感じに見えたんですよ。
海外で働きたい女性は増えていますが、自分でお店を立ち上げる方はまだまだ少ないと思います。
だからこそ、これから起業に挑戦したい女性にとって彼女の話しは貴重だと思うし、ぜひ参考にしていただきたいです。
「起業するのはゴールじゃなくてスタート」
これは間違いありません。起業してからが本当の戦いです。
僕自身は起業1年目なのですが、まだまだ未熟な点が多いです。
神保さんを見習って、1人1人のお客様を大事にし、毎日1歩ずつ成長・改善していけたらと思いましたー!
バンクーバーで唯一のヘッドマッサージ専門店「RAKU」
今回インタビューした神保さんのマッサージ 受けられるヘッドマッサージ専門店RAKUは、バンクーバーで唯一の“頭”専門マッサージ店です。
ところで「ヘッドマッサージ」って、みなさん知ってます?
僕は神保さんのマッサージを受けたことがありますが、すごく気持ちよかったです!
いつの間にか、ぐっすり眠ってしまっていました。脳のマッサージがまさかあんなにリラックスできるものとはねぇ〜
ヘッドマッサージに興味ある方で、バンクーバーにお住まいの方はぜひ神保さんのヘッドマッサージを受けてみてはいかがでしょうか?
疲れた体を癒してあげてください!!(^^)