何かを上達できるかは「ハマれる」かどうかで決まります。
ハマっているものなら自然と集中力が高まりどんどん吸収していけます。人によっては寝るのも食べるのも忘れるほど没頭し、頭の中はそのことでいっぱいになります。
例えば料理が好きになると、その分野をどんどん掘り下げていきたくなります。
寝る時間を削ってでも試作したり、情報収集をしたり、専門的な情報を得ようと貪欲になります。
結果として苦労・努力せずとも知識・スキルがみるみる向上しています。
英語を上達させる方法は色々あります。
本屋にはありとあらゆる英語教材が溢れ、ネットには膨大な数の英語ブログ・英語情報サイトがあります。それらを利用してもよいでしょう。
留学して長期間海外に住む、外国人にスカイプ英語レッスンを受ける、英会話教室に通うなどの方法もあるでしょう。
いずれにせよ、「好き!面白い!」と感じることができなければ上達できません。
抜群の運動神経をもつ子供でも、野球が大嫌いならどんなに特訓させても絶対にうまくなりません。
語学に限らずどんな分野でも、どれだけ好きになってハマれるかが重要なポイントです。
英語が好きになるために、個人的には面白い海外ドラマ・映画を見るのが一番だと思っています。
僕は24やPrison Breakにハマってしまいましたが、何十回も観たことで自然と英語に慣れていきました。
今の時代では、わざわざDVDを貸りに行かなくても、YouTubeでたくさんの海外動画を無料で観ることができます。
ありがたい時代になったもんです。
今回は最近ボクが超ハマった最高におもしろい英語のYouTube動画を5つご紹介します。
英語にドップリ浸かりましょう(^^)!!
What are the best 5 youtube videos Nobita highly recommends you to enjoy English??(´∵`)??
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MassterChef
いま最もハマっている料理番組。めっちゃおもろいっす!
MassterChefは一般家庭の料理自慢たちが腕を競う料理バトルです。
1990年からイギリスで始まり、番組形式は異なるものの今や40ヶ国以上で開催されています。
僕が一番見ているのはアメリカ版のMassterChefです。
現在シーズン5まで放送されていますが、どのシーズンも全米で大ヒット!アメリカの国民的人気番組となっています。
この番組の面白いところは以下の3つ。
1. 単純な料理スキルだけじゃない
MassterChefでは様々なチャレンジがあります。
- Mystery Box Challenge:箱の中に入った食材で1品作る
- Team Challenge:2組に分かれてチームとして戦う
- Pressure Test :チームチャレンジで負けたもの同士が競う
単純に料理スキルが高い人が勝つとは限らないから面白い!
「この人ずば抜けてんなぁ〜」と思っていた人が早くから消えてしまったり、全然パッとしなかった人が長く残っていたりもします。
MassterChefで勝ち残るには協調性、頭脳、ハイプレッシャーの中で戦えるメンタル、運など、様々な要素が必要です。
不得意な料理のため負けてしまった強者も数多くいます。
最後まで誰が優勝するか本当にわかりません。
2. ドラマよりもドラマチック!
MassterChefは1回だけの放送ですぐ終わるのではなく、19話以上を経て優勝者が決まります。(※連続ドラマ形式)
参加者たちの個性・バックグラウンドをより深く知ることができるので、視聴者としては大会が進むに連れて1人1人のキャラクターに対して愛着ができてきます。
フィナーレに近づくにつれて、お気に入りの参加者たちが去っていく姿を観るのはマジで泣けてきます(T^T)グスッ
彼らのMassterChefに対する強い思い入れを痛いほど感じることができます。
MassterChefは数ヶ月に及ぶ大会となるため、参加者同士は長い時間を共にしなければなりません。
時に個人として競い合い、時にチームとして一緒に戦う中で、憎悪・友情・怒りなどの感情をぶつけ合います。
複雑に絡み合う人間関係がマジで面白いです!
3. 個性的なジャッジ3人
MassterChefが全米で大人気になった1番の理由は、何と言っても3人の個性溢れるジャッジ(審査員)たちでしょう。
Gordon Ramsay、Graham Elliot、Joe Bastianich
レストラン業界において世界的に有名な3人。料理に対するコメントはときにかなり厳しいです。特にJoeという人は無表情で毒舌をバンバン吐きます。
- 「Am I suppose to eat this? 」
- 「Are you trying to kill me?」
- 「I don’t think this is eatable.」etc
参加者たちが作った料理はどれも美味しそうなのですが、一流シェフたちはなかなか満足しません。
かなりの厳しい批評に泣き出す参加者も多くいます。
逆に、ジャッジ3人に褒めたときの喜びはアマチュアにとってハンパない喜びなようです。
「This is the best moment I’ve ever got in my entire life!」などと言ってみんな有頂天になります。
ジャッジの3人はいつもフェアです。どんな参加者でも料理さえ素晴しければ必ず絶賛しますし、料理が最悪ならどんな人にも「これはマジでひどい!」と容赦なく言います。
褒める時とけなす時のギャップが激しすぎるんです。まさに天国と地獄!
Hells Kitchen
シーズンごとに異なる新米シェフたちがGordon Ramsayのもとに集まり、数週間の共同合宿を送ります。
彼が出す様々な課題に対し料理を作り、最もパフォーマンスの悪かったものが脱落していくという形式です。
最後まで残ったものには有名レストランの料理長のポストなどが用意され、料理人としての出世が約束されます。
この番組はシーズン13まで続いており、アメリカのTVバラエティの中でもロングヒットしている料理番組です。
一番の見所はGordon Ramsayのキレっぷりです。
激怒した顔で浴びせる容赦ない毒舌が面白くて堪りません!
MassterChefではアマチュア相手なので、彼はまだ抑えているほうです。
しかし、この番組では新米とはいえプロのシェフたち相手なので遠慮無くガンガン怒り狂います。
Gordon Ramsays Hotel Hell
過去にご紹介した「Kitchen Nightmare」のホテル版です。
売れない潰れる寸前の悪評ホテルにGordonが実際に泊まり、いかに最悪であるかを実感します。
改善していく過程でいろいろ苦労しますが、最終的にはには仕組みや施設を良くさせてハッピーエンドで終わります。
ホテルを改善していくというより、いかにオーナー(ホテル経営者)を変えていくかというところに焦点が当てられています。
ホテル関係の仕事をしている人はもちろん、経営者の方であれば必見の番組です。
そしてこの番組の主役もGordon Ramsay。彼の番組はイギリス・アメリカで圧倒的な人気があります。
どんなジャンル・形式であれテレビ番組は主役で決まります。
「笑っていいとも」があれだけ続いたのは、出演者や番組内容は日々変わりますが、“タモリ”という核となる人物が変わらなかったことが要因です。
“Gordon Ramsay”がこの番組を人気にしている一番の理由です。
TED
出た!YouTube英語学習者のバイブル!
「TED」とは、世界の著名人たちが演説・講演をおこなうカンファレンスを開いているグループ。
ビジネス・料理・エンターテインメント・デザインなど、様々な分野の第一線で活躍する人物をプレゼンテーターとして招き、毎年様々な講演を聴くことができます。
過去の講演者にはビル・クリントン(元米大統領)、アル・ゴア(元米副大統領)、ラリー・ペイジ(Google創業者)など、各界の最前線で活躍する実業家、研究者、アーティストたちが世代や国に関係なく名を連ねています。
様々な講演がありますが、今回は特に素晴らしいと思った2人をピックアップしまーす!
Jamie Oliver 「食育の大切さ」
イギリスの有名料理人Jamie Oliverによる講演。現代の食生活が抱える問題点、これから行うべき“食育”について語ります。
肥満大国アメリカでは現在人口の3分の2が太り気味か肥満と言われています。
肥満がアメリカにもたらすコストは、医療費全体の10%にも及び、年間1千5百億ドル。このままいけば10年後には2倍の年間3千億ドルなると予想されているそうです。
子供肥満(child obesity)の大きな原因の1つが「学校給食」。
アメリカの学校給食のほとんどはジャンクフード(プロセス食品)です。ハンバーガー、フランクフルト、ピザなどの冷凍食品ばかりです。
新鮮な野菜はほとんどなく、健康に悪い添加物がてんこ盛り。
Jamie Oliverは講演の中で、学校給食を変えるだけでなく、小学生から適切な「食の教育」を受けさせるべきだと強く主張しています。
肉・野菜がもつ栄養素・料理法をしっかりと勉強し、プロセス食品に頼るのではなく、フレッシュな食材で健康的な食事を採れる人間に育てるための教育が急務だと言っています。
食の欧米化が進む日本も、アメリカの肥満問題は他人事ではありません。
TED Talksアワードにも選ばれたJamie Oliverの素晴らしいスピーチをぜひお聴きください!
Aimee Mullins 「逆境に打ち勝つ方法」
Aimee Mullinsは陸上競技のアスリート、モデル、女優として活躍しているアメリカの美人。
彼女は両脚の膝から下がありません。義足です。
足が無くなってからは逆境の連続だった彼女ですが、成功してきた要因を以下の4つだと語っています。
1. ポジティブな言葉
「役に立たない」「体をこわした」「傷ついた」「足が不自由な」「手足を切断された」 「障害を持った」etc
言葉は先入観を生み出します。 ネガティブな言葉ばかり聞いていると本当に自分がそうだと信じ込み、本来の力を発揮できません。
逆境にこそポジティブな言葉に心がけることが大事です。
2. 逆境は絶対に無くならない。共に生きよう
逆境(困難)は誰にでも必ず訪れるもの。
逆境にこそポジティブな言葉に心がけることが大事です。
不幸に感じるのではなく、当たり前のことだと意識することが大事。逆境を乗り越えていくからこそ人は強くなっていきます。
3.「普通」「正常」というのは存在しない
「普通の人」「正常な人」とは一体どんな人のことを言うのでしょうか?
平均や典型はあっても、「普通」というのは存在しません。
「普通」を意識すると、人が生まれ持った可能性・個性を伸ばすことができません。
4 .唯一のハンディキャップは「打ちのめされた心」
打ちのめされた心では希望がもてず、好奇心と想像力がもてません。
障害をもったカラダより、自分の可能性を信じられなくなった心の方が大きなハンディキャップです。
Aimee Mullinsのスピーチからは「生きる強さ」を感じることができます。ぜひともお聴きください!
Extreme Makeover
いわいる激ヤセダイエット番組です。
日本でもこの手の番組は多いですが、肥満大国アメリカだけあって対象者たちの太り度がハンパないっすね!
専門ドクター・トレーナーの知識・知恵をフルに駆使したのダイエットノウハウの数々はとても参考になるものです。色んなダイエット方法を知ることができます。
“Extreme”(極端な)というように、対象者の変わり具合が毎回とんでもないです。
手術による皮下脂肪除去なども行うため、かなりの劇的な変化です。
番組の最後は、それまでずっと会えなかった家族や友達との感動の再会をして終わります。マジで泣けます!(T^T)グスッ
Yoga With Adriene
ヨガの都市・バンクーバーに2年住んで以来、ますます僕はヨガ好きになりました。
まだまだ初心者の僕ですが、Yoga With Adrieneで少しずつ学んでいます。
YouTubeでは数多くのヨガ動画を見つけることができますが、「Yoga With Adriene」は中でも圧倒的な人気があります。(※チャンネル登録数550,000以上!)
目的に合わせていろいろな動画シリーズが揃っており、
- 初心者用のヨガ(Yoga For Beginners)
- ダイエット用のヨガ(Yoga For Weight Loss)
- 治療用のヨガ(Yoga For Healing)etc
などの動画シリーズがあります。人によってヨガをする目的は変わってくるのでこれは助かりますね。
英語でしゃべってるんですが、説明が日本語よりもわかりやすいと感じるのは僕だけでしょうか。
全くの初心者でも理解できます。
これだけ質の高いヨガ動画を無料で提供するなんて信じられません。
一番の魅力は何と言ってもAdrieneという女性です。美人だよなぁ〜。今はヨガよりもAdrieneにハマっています!
さいごに:世界のおもしろい番組をもっと楽しもう!
日本語だとおもしろい動画は限られてきます。世界には「めちゃイケ」や「スマスマ」よりも面白い番組が山ほどあります。
今回ご紹介した動画はその一部に過ぎませんが、「英語だから」というだけで観ないのはもったいなさ過ぎる!
僕にとって英語は、おもしろい映画・ドラマ・YouTube動画を楽しむための手段でしかありません。
日本のTV番組よりもっと面白いものを観るために、そして、もっと楽しいことをするために、これからどんどん英語に触れていきましょうねー(^^)!!