「海外で働きたいです!でも私にはムリだろうなぁ〜」と思っている人が多すぎる!!
最近、海外就職に関する質問や相談を受けるのですが、特に大学生の方で「海外で働くなんて僕には夢物語です…」と言ってくる人が多いんですよね。
「全くの勘違いです!」と声を大にして毎回言いたくなります。
ごく一部の特別な人たちだけが海外で働けると思っていませんか?
自分のスキルじゃ海外就職は到底無理だと思っていませんか?
今回はそのように考えてる方(特に大学生の方)に向けて、彼らが勘違いしている5つをお伝えしたいと思います!
What are the misunderstanding of people who want to work abroad??(´∵`)??
Advertising
1. 英語ができなきゃダメ?
これが一番多い勘違いです。実際僕もカナダに行く前は勘違いしていました。
ということをよく聞かれます。
働くために一番必要なものは「技術力」です。
英語力はそのプラスαとして考えてください。
英語力はもちろんあればBetter。でも、最悪なくてもOKです。
例外として、英語教員や通訳・翻訳の仕事をするならば、もちろん高い英語力が必要になります。
(※その場合、英語を「技術」として考えます。)
しかし、ほとんどの職種では「技術」の方が間違いなく優先度は高いです。
職場でのコミュニケーションのために、ある一定レベルの英語力は必要になるかもしれません。
しかしそれでも、「日常会話・電話応答などができる」または「その仕事で使う専門用語が理解できる・話せる」レベルの英語力です。
「ネイティブ並みにペラペラ話せる英語力」は全く必要ではありません。そのレベルまで必要だと勘違いしている人が多すぎます!
さらに言えば、仕事をしていれば英語は自然と身についていきます。
現地企業で働く日本人の多くが言っていました。
「最初は戸惑ったけど、仕事を必死にこなしていくうちに、自然と英語が全く問題にならなくなった。」と。
これから海外で働きたい方は、英語力を鍛えるよりも、その職業に必要な「技術力」を磨いてください!
2. やりたい仕事ができるのは不可能?
というご質問もよく受けます。
決して無理ではありません。完全に勘違いされています。
なぜならカナダでは、やりたい仕事を存分に楽しんでいる人たちがたくさんいましたから。
もちろん国によって需要が高い仕事と低い仕事はあります。
カナダでは飲食業などは人手不足で需要が高いですが、例えばマーケティング職などの需要は比較的低いです。
ゆえに、もしあなたがその国で需要が低い仕事を希望しているならば、就職は難しくなるかもしれません。
で、その時に、
- A. 可能性が低いからと「自分には無理だ..」とあきらめる
- B. なんとかして「やりたい仕事ができる道はないか?」と探す
どちらを選択するかはあなたの自由です。
僕が言えることは、
自分のやりたい仕事を海外でするのは「決して無理ではない」ということ。
そして、「やりたい仕事を獲得している日本人がカナダには多くいた」という事実。
3. 能力がめちゃめちゃ高くなきゃダメ?
と勘違いされている方も多くいらっしゃいます。
めちゃめちゃ能力が高くなきゃいけないということはありませんよ!その証拠に、僕は決して能力が高くなくても就職できました。
海外で働いてる人たちをなめているつもりは全くありませんが、彼らはただ単に「その環境・会社に適していた」というだけです。
「海外で働いている人」=「能力が高い人」と考えるのはあまりにも短絡的です。(大阪人みんながたこ焼き好きだと思いますかね?)
人によって、「日本の会社の方が能力が発揮できるタイプ」と「海外の方が活躍できるタイプ」がいます。
ゆえに、日本の会社ではダメダメだったけど、海外に行ったら意外にも活躍できた人はたくさんいます。
その逆で、海外の会社では全然うまくいかなかったけど、日本の会社ではうまくいったという人もいるでしょう。
重要なのは、「どちらの環境が自分は能力を発揮できるか?」です。
能力が低いか高いかの視点で考えてはいけません。
※自分が海外で働くことに向いているかどうかは、以下↓の記事を参考にしてください。
4. 途中で日本に帰ったら負け組?
実は先日、上記のようなメッセージを送ってきた大学生がいました。
「へぇ〜そんなふうに考えてしまう人もいるんだなぁ〜」と思いましたね。
結論から言うと、完全な自意識過剰です。
日本に帰国した人を、そんなふうに見下している人は誰もいません。(もしいたとしても、完全にシカトしときゃいいんですよ。)
日本に帰った人に対する印象は、「あっ、あの人はカナダには合わなかったんだね〜」「たぶんビザが切れたんだねぇ〜」って思うぐらいです。
そもそもなんで日本に帰った人が負け組になるんでしょうか?
じゃあ海外に残っている人はみんな勝ち組?
もし海外で働くことができたとしても、めちゃめちゃ最悪の上司のもとで、ストレス溜まりまくりの日々だったとしたら、はたして『勝ち組』だと言えるでしょうか?
「海外で就職できた」=「成功」ではありません。
一番大事なのはその先です。
海外で就職できなかったとしても、その経験を生かして日本で活躍することができたら、それも『成功』と言えるのではないでしょうか?
5. すべてを現地の環境に合わせるべき?
これも意外と多い勘違いです。
実際僕もカナダでは、ハロウィンには絶対に仮装しなければならないと思っていました。そのため無理してカーボーイの格好をしました(T_T)…ハズカシイ…
ということをよく聞かれます。
僕はカナダにいた2年間、ハロウィン以外は現地の生活に全く合わせませんでした。
普通に夜は味噌汁を作り、食事はお箸を使い、家では必ずスリッパ、朝晩は必ずランニングするという、日本となんら変わりのない生活を送っていました。
ただ自分が住んでいる場所がカナダということだけで、それまでの習慣や考え方は日本と変わりませんでした。
外国に行ったら、習慣や自分の好きな生活パターンを変えなければならないというわけではありません。
もし現地のやり方や習慣が自分に合わないならば、無理に合わせる必要はないんですよ。
カナダでは「外国人だから」という理由で母国の文化や慣習をやらないという人は全くいませんでした。
インド人はインドの文化・宗教を大事にし、中国人は中国の食事や言葉を大事にしていました。
他の国はわかりません。しかし少なくともカナダに限って言えば、母国の思想や考えを捨てて無理やり変えなければならない必要性は全くありません。
僕のブログでは海外就職したい人(特に大学生)から、いろいろなメッセージが来ますが、上記5つのような勘違いしている人は多いです。
その勘違いを訂正させていただくために、今回の記事を書きました。
グローバル社会が進む中で、世界との距離はどんどん近くなっています。
一昔前では海外で働く人はごくわずかなエリートだけでしたが、今では多くの人が当たり前のように海外に飛び出しています。
たとえ大学生であっても、海外で就職するというのは決して無理な話ではありません!
いま就職活動されている大学生たちは、国内だけでなく世界も視野に入れてみてはいかがでしょうか?