「起業することのメリットは一体なんなのか?」
これから起業したい方なら誰もが気になることですよね?
- 「起業してみたいけど、実際めっちゃ大変そうだよなぁ〜。」
- 「働きっぱなしで休む時間がなくなるだろうなぁ。。」
上記のように思っている方は多いでしょう。
僕が起業する前は、キツいイメージしかありませんでした。
ものすごく能力が高くて実績ある人ならまだしも、どちらもなかった僕にとっては「起業 = 自殺行為」かもしれないと思っていました。
しかし起業して数ヶ月経ってみて、最近やっと起業のメリットを感じられるようなりました。
キツいことが多いし毎日忙しくて大変ですが、それ以上に大きな『やりがい』を感じられるというのが何よりも嬉しいです。
今回は実際に起業した人間として、いま実感している起業のメリット3つをお伝えします。
「これから起業してみたいなぁ〜!」と思っている方が、少しでも参考になれば幸いです。
What are the 3 advantages of starting your own business??(´∵`)??
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これは違う!勘違いされているメリット
起業のメリットをお伝えする前に、多くの人が「メリット」だと勘違いしていることについてお話しておきます。
実際に起業してみてわかったことですが、この3つは決してメリットとはならなかったです!
勘違い1:自分の自由な時間で働ける
そもそも「自由の時間」自体がありません。特に起業したばかりの頃は、休日なしで毎日働きっぱなしです。
「やったー!これで好きな時間に自由に働けるぞ〜(^^)!」という僕の幻想はすぐに消えてなくなりました..
基本的に社長は夜中でも休日でも延々と仕事をしなければならない可能性も十分あります。お盆や正月、連休やGW、有給休暇もとれません。
会社員の良いところは、定時になって仕事が終わり、家に帰ったら「休みの時間」という意識をもてるところです。
しかし自分の会社をもっていたら、人生すべてを仕事に投資することを意味し、「休みの時間」という考え(概念)をもてなくなってしまうかもしれません。
実は僕はいま「休む」のが怖いとさえ感じます。毎日忙しく働いていないと、会社が潰れてしまうんじゃないかと不安です。
会社員の頃はあれほど楽しみでしょうがなかった休みの日が、今では「怖い!」と感じるようになるとは…. ( ̄O ̄;…
「起業 = 人生すべて仕事に捧げる!」になってしまうと、自由な時間もへったくれもありません..
すべての時間が仕事になってしまいます!
勘違い2:自分のやりたいことができる
もちろん自分のやりたい分野で起業するわけですが、「やりたいことだけできる」わけではありません。
実力・実績もないのに仕事を選んでいると当然食べていけなくなります。
ゆえに起業したのに嫌な仕事をせざる得ないこともあります。(※特に起業した当初)
会社に勤めていたら、嫌な仕事は社内の誰かがやってくれるかもしれません。でも起業するとなかなかそうはいきません。
つまりですよ、
「起業したせいで、逆に嫌な仕事ばかりすることになった…」という可能性も十分ありえるわけです!(ToT)
勘違い3:嫌いな上司がいなくなる
多くの人にとってこれが「転職したい理由のベスト3」には入っているでしょう。
「やったー!(^^) これで誰の指図も受けず仕事できる〜!」
となることを想像している方は多いと思います。
でも忘れないで下さい!
起業したということは、「誰も自分の欠点を言ってくれない」ということです。
- 時間管理ができていない
- 仕事の進め方がうまくないetc
ビジネスパーソンにとって、『致命傷』となり得ることをずっと知らないままの可能性が高いということです。
これはかなり大きいデメリット!
心を鬼にして自らを厳しく律することができなければ、あっという間に怠惰の道へと落ちていくでしょう。
起業することで、あなた自身が史上最悪の上司になってしまう可能性もあるということを忘れないで下さい!
起業して感じるメリット3つ
それではこの記事の本題!実際に起業してみて感じたメリットを3つお伝えします。
1. 自分で決断できる
会社に属している場合、決定権を持てる人はほとんどいません。ごく一部の長くキャリアを積んだ幹部、経営陣のみというケースがほとんどでしょう。
しかし起業したら、決めるのはすべて自分です。
「値段交渉」「マーケティング」「外注先」などなど、次々と迫られる重要な決断を自分で決めなければなりません。
「自分で決断する」ということは、あとで誰の責任にもできません。一切言い訳はできません。
それゆえ「やるしかねぇ!」となり、自然と全力を尽くせるというわけです。
例えば、会社で朝にラジオ体操をすることになったとします。
するとあなたは「なんでこんなことしなきゃいけないの?やりたくねぇよ!」と思うかもしれません。
その原因は、「他人が決めたこと」だからです。
でも自分で決めたことならば、どんなことであろうと「やりたくない」なんてことは絶対に言えません。
- 「この大学に行きたい!」
- 「お笑い芸人になりたい!」
- 「俳優になりたい!」etc
あなたがどんな道を選ぶにしても、
「自分で決めたことなら絶対に後から文句言うなよ!」
ということになるのです。
2. 当事者意識が上がる
「会社が倒産しそうになった!」
これを聞いたとき、あなたはどうしますか?
- 「ヤバイ!急いで就活しなきゃ!」
- 「知り合いに転職先を相談しとこ!」
上記のように考える人がほとんどかもしれません。一方で、
- 「会社のために何か対策を考えなきゃ!」
- 「よし、今日から休日なしで働くぞ!」
と思える人は一体どれだけいるでしょうか?
すごく小さい会社で自分が幹部・中心社員としてガッツリ関わっている場合ならば、会社を再生させるために必死になれるでしょう。
しかし、大企業の末端として働いているとしたらどうでしょう?「オレが会社を復活させてやる!」なんて思えますか?
「当事者意識」は自分がどれだけ深く会社に関わっているかに比例して大きくなります。
会社を成長させるためには間違いなく当事者意識が重要なカギを握ります。
会社が危ないときに、自分の家が火事になったぐらいの「ヤバイ!」という気持ちになるかどうかが大事なんです。
あなたが起業した時、当事者意識は間違いなく人生で一番高い状態になります。
そりゃそうですよ。だって、『自分の会社(持ち物)』なんですから!
3. 成長できる
僕自身まだまだドジやミスをやってしまうので、成長できているかの自信は正直あまりありません(_ _;)スイマセン。。
しかし起業してから、「困難にぶつかる回数が増えた」ということは確実に言えます。
成長の定義は人それぞれだと思いますが、僕の場合は「難しいことに直面してきた経験」や「失敗の数」に比例して、人の成長度は増加すると考えています。
ゆえに、難しいことに必ず多く直面することになる起業は、人が成長できる可能性は高いと言えるでしょう。
誰もあなたを助けてくれない
会社に属している場合、何かに困っときやわからない時は社内の人が助けてくれます。
相談できる人(上司や同僚)がいるという状況は、仕事をしていく上でとても心強いものです。
起業したらそんな頼れる人たちがいなくなります。よって必然的にあなたは大変な思いをすることが多くなります。
同じ会社の部下に相談されたら、当然あなたは真剣に答えます。だって、部下たちの出来次第で自分の会社の売上や業績が変わってきますから。
しかし、会社を辞めた人から相談された場合はどうでしょう。「いや、別にオレには関係ないし。。」と思ってしまうのが本音ではないでしょうか?
仕事上であなたを助けてくれるのは、基本的に同じ会社の人だけです。会社を辞めたら誰も助けてくれません。
成功は失敗なしにはあり得ない!
- 「受験勉強に失敗した..」
- 「好きな人にフラれた..」
- 「部活でレギュラーを外れた..」
もちろんいい思いはしません。すごく情けなくて泣きたくなります。。
しかし世の中で成功している人を見ていると、過去に必ず失敗を経験しているという法則が成り立ちます。
サッカー選手の本田圭佑や長友佑都、野球選手のイチローやマー君は、みな学生時代に挫折を味わっています。
「失敗をもう2度としたくない!」「次こそは成功したい!」という思いからさらに努力や工夫ができるようになったことで、彼らは世界のトッププレーヤーに成長したのでしょう。
あなたの人生振り返ってみても、失敗があったからこそ成功できたと思えることが必ずあるはずです。
人生は、失敗してきた数が多い人ほど成功できるんです!
いかがでしょうか?これから起業する方の参考になれば幸いです。
起業して以来、僕は完全に仕事人間になりました。社長になったことで「自分の全てを仕事に捧げる!」ぐらいの気持ちをもつようになりました。
「仕事人間とかマジでありえねぇー!人生はプライベートをいかに充実させるかが一番大事!」
1年前はそう考えていた僕が、まさか全く真逆の人間になってしまったとは…. ( ̄O ̄; )….
人生はホントわからないものですよねー。
ですが仕事人間になった自分が全く嫌には思いません。むしろ「うれしい!」とさえ感じています。
なぜなら、人生の本気度が変わったからです。
- 仕事に対する「本気度」
- 健康に対する「本気度」
- 目標に対する「本気度」
起業前と比べ、全ての本気度が変わったと実感しています。
会社は手を抜くとすぐに潰れてしまいます。
生きるか死ぬかの世界(サバイバルレース)を戦う起業においては、「本気になる!」という選択肢しか僕には残されていません。
人生の「本気度」を変えたいと思っている方は、ぜひとも起業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?