昨日ある方から以下のメッセージをいただきました。
「はじめまして、こんにちは。僕はいま京都の大学に通っています。のび太さんが海外就職した記事を読ませてもらいました。
行動力がすごいと思いました!全くゼロの状況から仕事をゲットできたなんて。勇気づけられましたね。僕はまだ全くの初心者なのですが、これからWeb関係の仕事につきたいと思っています。のび太さんの頑張りをぜひ見習いたいですね。
実は僕、前々から海外にとても興味があるのですが、日本の専門学校に入ってWebを学ぶのと、海外の学校でWebを学ぶのとでは、どちらがいいと思いますか?
のび太さんの場合は海外でWebを学んで、いま日本でやっているわけですよね? 1つ思ったのが、『海外に行った意味を本当に感じているのか?』ということです。
日本で働くのならば、やっぱり日本でWebを学んだほうがいいのかもしれませんよね?けれど、のび太さんのように海外でWebを学ぶという選択肢も興味があります。実際のところ、のび太さんはどう感じていますか?」
・・・(あとの文章は省略)
N.Kさん
※N.Kさんからは、いただいたメッセージをご紹介する許可OKをいただいております。
N.Kさんの質問に対して、僕は自信をもって答えました。
「海外に行って本当によかったと思っています!今の自分があるのは、バンクーバーに行ったおかげと言っても過言ではありません!」
この回答に多くの人は納得できないかもしれませんね。
「いやいや、いま日本で働いているんだろ?それだったら普通に日本にある専門学校で学んだほうがよかったでしょうが!」というふうに、あなたは思うかもしれません。
まぁ確かに最初からWebデザイナーになろうと思っていたら、僕は海外には行かなかったでしょうね。けれどバンクーバーに行ったときは、Webデザイナーになろうだなんて1ミリも考えてませんでしたから。
・現地でたまたま好きな人に出会う
・もっと同じ国にいたいと思ってしまう。
・仕事を探すことになる。
・たまたまWeb関係の仕事をすることになる。
Web関係の仕事をするつもりは全くなかったので、IT専門学校などには行ってませんでした。すべての技術は独学と周りの方々から学びました。
いま感じるのは、
もし仮に、「Webデザイナーになりたい!」と日本にいた時から思っていたとしても、僕は海外に行ってWebを学ぶことを選ぶということです。だからこそ、N.Kさんには海外に行くことをおすすめしました。
今回はその理由を3つお伝えしたいと思います。
実はN.Kさんに、「ブログでその理由はお答えしますよ!」と言ってしまいましたんで..(_ _;)
Why does Nobita recommend you to go overseas to learn web skills??(´∵`)??
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英語で調べるのが当たり前
英語ができるとWebの技術をより学ぶことができます。
Webを勉強しようと思ってググったとき、英語のほうが情報量が圧倒的に多いです。また、海外サイトの方がよりアップデートされていて、最先端のWeb技術・トレンドなどが学べます。
全くの素人の状態から、HTML、CSS、Wordpress、Photoshop、jQuery、Sassなどを1つ1つ学んでいきましたが、その時ガッツリ参考にしたのはほとんどが海外サイトでした。
こちらの記事に載ってあるようなサイトを読み込んで、実際にコードを書いて体で覚えようとしてました。
海外では英語を使うのが当たり前です。学校での会話、買い物、ルームメイト会話など、すべては英語です。よって、Webも英語で学ぶということに抵抗はありませんでした。むしろ当然のことだと思っていました。
- A. 海外に住んで英語に慣れ親しんだ後に、Webを学ぶ
- B. 英語に全く慣れていない状態からWebを学ぶ
僕はAのパターンだったからこそ、次々と新しい技術を覚えていけたのだと思っています。そしてこれが海外に行って良かったと思う理由の1つ。
まず海外にいって英語に慣れ親しみ、英語での情報収集に全く違和感がなくなる。それからWebをガッツリ学んでいくという流れが、初心者であればあるほど良いと感じます。
チャレンジ精神の育成
日本では超ネガティブで、人の目を1秒以上見て話すことができなかったチキンヤロー男が、海外就職したり、好きな人に告白したり、帰国して起業したりするなんて誰が想像できたでしょうか?
わずか1年足らずの実務経験にもかかわらず独立してしまった僕ですが、いまお仕事がいただけていて、なんとか飯が食える状態にはなってます。これはマジで奇跡です!信じられねぇ…
カナダでチャレンジ精神・積極性を身に付けることができたからだと思っています。
なぜ身につけることができたのか? それは単純に、周りにそういう人たちが多かったからです。
自分と同い年で起業している人、会社を2つもっている人、どんどん新しいビジネスを展開している人など、積極的に自分にやりたいことを実行している人たちがたくさんいました。
ゆえに、自分もそういうふうに生きようと思考が変化したのは、ごく自然な流れだったと思います。
「もっと上に行きたい!」という向上心や成長意欲はWebをやっている人間にとって一番大事なことです。
そして、それを身につけるためには、周りにそういう人たちばかりな環境が必要です。
単純に技術の習得だけだったら日本でも十分できます。けれどチャレンジ精神に関して言えば、海外でチャレンジしている人たちをたくさん見て、彼らの影響を受けることでしか僕は身に付けることができなかったと思います。
クリエイティブ産業が急成長
(vancitybuzzより)
バンクーバーはIT・クリエイティブ産業がとても盛んです。
HootSuite、 Wishpond、Mobifyなどの有名企業の本社があり、Facebook、DeNA、Microsoftなどが支社をバンクーバーに作りはじめ、その他にも世界中から1,000以上のデジタル・クリエイティブ関連企業が集まっています。
クリエイター育成の專門教育プログラムをもつ学校も多く、現地で通っていた人は周りに結構いましたね。
(Vancouver Sunより)
去年はあのAmazonがバンクーバーで1,000人を雇用するというニュースが話題になりましたね。
これからますますバンクーバーはIT産業が発展しそうです。
もし僕がN.Kさんの立場なら、やはり最先端の海外で、そして、いまクリエイティブ産業盛んなバンクーバーでぜひ学びたいと思ってしまいます。
多くの学校ではインターンシップ制度を設けています。世界基準の学校でWeb技術を学び、そして現地のIT企業でインターンするというチャンスもあるかもしれません。そこでの経験は日本に帰ってからも一生の財産になるでしょう。
クリエイターとして最先端の技術を身につけたいと思う人にとって、いまバンクーバーは最適な場所なのかもしれません!
海外に行って良かった、悪かった、というのはあくまで結果論です。N.Kさんにとってそれがいいことなのかどうかは誰にもわかりません。わかるはずがありません。
ただ、僕にとっては本当に行ってよかったと言えます。それは単純にWebの技術というだけではなく、チャレンジ精神旺盛な環境、素晴らしい人たちに出会えたことが大きかったからです。
N.Kさん、
なんか思った以上に長文になってすいません(_ _;)
最後にですが、Webを日本で学ぶか、海外で学ぶか迷っているのなら、僕は後者をお勧めます。
なぜなら自分がいまWebデザイナーとしてやっていけているのは、Webを必死に勉強したからでなく、「海外に行った」ということが大きかったと感じているからです。
技術面だけでなく、精神面でも大きく成長できる可能性が海外にはあるかもしれませんよ!