「オレの遠距離恋愛が失敗した原因はいったい何だったのか?」
そのことについて、今までちゃんと向き合って考えたことはなかったかもしれません。
というか考えないように意識してました。失恋してからは、とにかく頭を他のことで使うことに必死。
仕事量を増やし、暇さえあればSEO・ライティング・Web制作の勉強、ブログ執筆に没頭し、ランニングにますます熱中していきました。
「仕事→走る→飯→仕事→寝る」を隙間なくループさせるだけの毎日。
頭の中で「失恋した」ことを1秒も思い出させないようにしたかったです。
そんなある日、尊敬する三上先輩から、
「お前は早く失恋にちゃんと向き合え!失敗した本当の原因を見つけなきゃ、お前はまた同じ失敗を繰り返す。前に進めない!」
と怒られました。
なぜ三上先輩が、仕事中いきなりそのことについて怒ってきたのかは全くの不明です。正直意味がわからない(T-T)..
でも確かに、ちゃんと原因に向き合わなければ“前に進めない”とは感じていました。
遠距離恋愛が失敗した理由は以前書いたように、「仕事に夢中だったこと」「結婚が考えられなかったこと」が大きかったのは間違いありません。
しかし、あれからしばらく経って冷静に振り返ってみると、それ以外の本当の原因が見えてきた気がするんです。
いまさら気づいても完全に時すでに遅し。。「帰国前に知っておけば…」と、いくら悔やんでも悔やみきれません。
だからこそ!これから遠距離恋愛する人には、ぜひ失敗する原因5つを知ってほしい!
僕と同じ結果にならないために!
今回は、これから遠距離恋愛する可能性がある人に向けて、僕が帰国前に“100万円を払ってでも”知っておきたかった5つをお伝えします。
もしこの5つを事前に知っていたら、全然違った結果になっていたでしょう。
What are the 5 true reasons why Nobita didn’t do well Long-distance love??(´∵`)??
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1. ゴールを決めておくべきだった
マラソンにしろバスケにしろ、世の中なんでもゴール(目指すべき最終地点)があります。
先が見えるからこそ人は辛くても耐えられるし、一生懸命に頑張り続けることができます。
「将来はどうなっていきたいか?(= どこを目指すのか?)」について、僕らは全く話していませんでした。。
(例)
- 「1年後に再会して結婚する」
- 「お互い30才までに仕事で一人前になる。そしたら一緒に住もう!」etc
遠距離恋愛がうまくいった人たちの話しを聞くと、必ず上記のような2人の最終到達点を事前に決めているケースがほとんど。
マラソンを走っていて、ゴールがわからない(見えない)ほどキツいものはありません。
ゴールがなければ「一体いつこの辛さは終わるんだ…」という絶望感・悲壮感がハンパないです。
帰国前に「2人の明確な未来」を決めていなかったのは、かなり大きな致命傷でした。
2. 相手のために費やす時間が少なすぎた
遠距離恋愛中、僕は一度も相手の国に行きませんでした。
むこうはわざわざ有給をとって遠い日本まで2回も来てくださったのに..
「仕事が忙しい」というのを言い訳にして、“時間を作ろうとする努力”さえしなかったのです。
彼女としては「なんで私ばっかり。。」となるのが当然です。
全てにおいて“相手のために費やす時間”が少なすぎました。
(例)
- スカイプするための時間
- 手紙を書くための時間
- プレゼントを買いに行く時間etc
時間を作っていたのはいつも彼女。僕は彼女と話す時間をいつも優先リストの一番最後に持っていきました。
「忙しくて時間がなかった」というのは完全に言い訳!忙しいのは相手だって同じです。
遠距離恋愛では、どちらか一方が頑張るだけでは続きません。 “お互いが”相手のための時間を作っていく作業が重要なんです。
そのことを僕は少しもわかってなかった。。
自分だけのことしか考えてなければ、相手の愛情が薄れていくのは当然ですよね..
3. 用がなくてもスカイプすべきだった
帰国したばかりの頃は3日に1回はスカイプしてました。それが1週間に1回、2週間に1回と減っていき…
気づけばいつの間にか、「1ヶ月に1回あるかどうか」になってました。
「今日は忙しいから、また今度にしよう。」
オレは今まで何十回このセリフを言ってきたことだろう..何度も先送りにされた相手の気持ちを全く考えていなかった..
正直に告白すると、「用事があるときだけスカイプすればいい。」と思っていました。
いま思えばこれはかなりありえない考え…
「用があるときだけ話す」という関係が、はたして“恋人同士”といえるでしょうか?
そんなもん普通の友達以下、ご近所さんと同じ状態です。
2人で時間を共有して、少しずつ愛を育んでいくというのが本来カップルのあるべき姿。たとえ遠距離であっても同じです。
1日の中で相手と一緒に過ごす時間を必ず設けるというのはカップルにとって必須かもしれません。
お互いをよく知っていくためにも、関係を維持していくためにも不可欠な作業です。結婚して夫婦になっても必要です。
いま遠距離恋愛している人で、「用事があるときだけ話す」なんてバカな考えをもつのだけは本当にやめてください!
それはマジでありえない..
4. 住みたい国が違っていた。それでも..
「どうしても日本に来てほしい!」
結局このセリフを1度も言うことなく終わりました。。
僕らの恋が終わった一番の原因は、住みたい国が違っていたことでした。
帰国したばかりの頃、彼女からカナダの一般企業への本採用が決定したと報告を受けました。
外国人が一般企業に、“就労ビザのサポート付き”で正社員として就職するなんて、本当にスゴイことです。
そして彼女は以前から「私はカナダが大好き!ずっとここに住みたい!」と語っており、これから移民申請も進めていくと言っていました。
そんな状況で、「全てを投げ出して日本に来てくれ!」なんてアンタ言えますか?
以前の僕なら、間違いなく自分がカナダに行ったでしょう。
好きな人と一緒に居られるなら、別に仕事なんかどうだっていいです。そんなの後から考えればいい。
しかし、僕には絶対に日本を離れることができない理由ができてしまったんです。理由を詳しく話すことはできません。
とにかく「これだけは絶対に譲れない!」というものができてしまいました。
「だったら相手にカナダを諦めてもらって、日本に来てくれるよう頼むしかないよね?」
という考えはもちろんありました。
でも僕はどうして言えなかった..
もしそれを言ってしまったら、自分はとんでもなく身勝手なワガママ男に思われるだろうと。
「カナダが大好き!ずっと住みたい!」という人にそれを伝えるのは、あまりに酷でした。。
ただ今となっては、「別れるしかない」という選択肢だけしか考えられなかった自分を悔やんでおります。
やっぱり伝えるべきでした。
確かに相手からすれば、めちゃめちゃ自分勝手です。相手の事情を考えない最低な奴と思われるかもしれません。
しかし、
「絶対に君を幸せにするから!絶対に後悔はさせないから!」
そう言い、誠意をもって超真剣に話していれば、あの人はわかってくれたかもしれない。
もし無理でも、お互いが納得する道を2人で見つけ出せることができたかもしれません。
自分に強い自信と覚悟がなかったために、結局は最後まで“本当の思い”を伝えることができませんでした。。
5. 結婚を意識しすぎた
「30過ぎたら結婚しなきゃダメでしょ!」
日本には昔からそんな風潮があるように感じます。
30才過ぎても結婚できない女性は「負け犬」とメディアやテレビで言われたりしてますよね。
でもよく考えてみると、結婚するのは別に何才になろうが関係ありません。40才だろうが50才だろうが、完全に個人の自由。
そもそも、“結婚しなきゃいけない”なんてルールどこにも存在しないです。
僕は27才になったということで、勝手に「もうそろそろ結婚しなきゃいけない」という先入観(勘違い)をもっていました。
そして「もっと稼げるようにならなきゃ!」と焦り、「それができなかったら終わりにすべき」「付き合っている意味はない!」と勝手に結論付けてしまったのです。
- もうすぐ30才だから
- 世間的にそろそろ結婚しなきゃいけない時期だから
- ずっとこのまま遠距離ではやっぱりマズイからetc
あなたは上記のような偏見・間違った考えを無意識にもっていませんか?
2人の関係がうまくいくなら、たとえ遠距離のままでもOKだと思いません?
「恋愛のゴールは結婚(≒一緒に住むこと)」ではありません。それは世間が勝手に決めただけ。従う義務はどこにもない。
いま遠距離恋愛をしている人は、「いつかは結婚というゴールに向かわなきゃ!」とか思わないでください。決して焦らないでください!
お互い気持ち良く生活し続けることができ、愛を育んでいけるのであれば、別に結婚なんかしなくてもいいんですよ。
さいごに:失恋の原因は時間が経ってから気づくことが多い
失恋した直後はあまり原因がわかっていませんでしたが、しばらく時間を置いてみると、色々わかってくることは多いと実感してます。
まぁ今となってはすべて後の祭りですが。。
「他の人には同じような結果になってほしくない!」という思いから、今回こうしてブログでシェアさせていただきました。
留学中に恋をして、日本に帰ってきて遠距離恋愛する人は本当に沢山います。(※特に女性)
しかし僕が知っている限りでは、残念ながら自分も含めてダメになった人は多くいらっしゃいます。
おそらく今回挙げた5つが原因となった人もいるでしょう。
国が離れた遠距離恋愛は本当に難しいです!
特に、お互い“住みたい国が違う”場合には、失敗する可能性が非常に高くなるかもしれません。。
でも!それでも!うまくいくカップルがぜひともいて欲しい!
そんな願いを込めて今回の記事を書きました。
僕の失敗談を生かして、1組でもうまくいく遠距離恋愛カップルが今後増えていくことを、心より祈っております。
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